ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

沙耶編*。*


沙耶ちゃんと沙奈ちゃんが突然帰り、七瀬も帰った後……。

『明日の朝６時、七瀬家に来なさい。ってか私が真白の家に迎えに行くから。

そして、そのまま貴方は逝く事になるのよっ!!』


————————……そんな恐ろしいメールが届いた。





そして……今は朝。私が居るのは東雲家・玄関前。


もうとっくに6時過ぎてるんだけどなぁ……ってか、もう７時なんだけどなぁ……。

平日のこの時間、学生ならまだ通学途中だろう。

が……今日は休日。しかも早朝。車通りも人通りも少ない。

—————————……。


——————————……ん？

しばらくボーッとしていると、視界に何か黒いものが映った。

———————……？　　　　　て、これ……!!

「ほら、真白!!　来てやったわよっ!!」

それは、真っ黒い、とてつもなくデカい高級車……。

そして車内から出てきたのは、七瀬妹１号・七瀬沙耶ちゃんだった。


「な、沙耶ちゃんっ……!?　何、この高級っぽい車……!?」


「高級っぽい　じゃなくて、それなりに高級よ？この車。

そんな事より早く乗って!!!　　　……あと」

沙耶ちゃんは私をキッと睨み……言った。

「　『沙耶ちゃん』　じゃなくて、　『沙耶様』　ね」


——————……さ、沙耶……様、ですか……。