コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 真白‐masiro‐ ( No.294 )
日時: 2010/10/05 20:23
名前: 杏樹. (ID: W3aU.Uy/)

——————……ガチャ……。


『隠し部屋』……その扉は、大きく厚い……




……わけじゃなく。







—————……小さく軽い、おもちゃの扉みたいなドアだった。


まさにポカン、という擬音が合うような顔で、呆然と立ち尽す私。


……沙耶様はココに着く前、言ったんだ。


『私達が今から行くのは、凄すぎて言葉に出来ないくらい……とてつもなくデカい隠し部屋なのよ!!』 と。


まだ中に入ってもないし、扉を開けてすらないが……


まるで『レゴブロックで作ったの?』とか思うくらい小さい扉で、

このドアをくぐれるのかすらも分からないくらい。

それくらい小さい扉の……『隠し部屋』。


—————————……これのどこら辺がデカいのか、教えて下さい。




「ほら、何突っ立ってんの? 中に入りなさいよ、早く」


呆れ顔で私の顔を覗く沙耶様。


私はまだ、ボーっと突っ立っている。


(コレ、何…。私に小人にでもなれ、と?)


そんな事を考えていると、それまで視界に映っていた沙耶様が……消えた。


「……へ? あ、あれ?」

慌ててまともな意識を呼び戻すと、前後左右を慌てて確認。


—————……!!

「さ、沙耶様……?」


顔を上げ、前を見ると……いつの間にか沙耶様は、扉の向こう側にいた。



「ほら、早くって言ってるでしょ?

……ふっ、アンタちょっと痩せたほうがいいんじゃないの?」


鼻で笑われた……。


沙耶様が細すぎるだけなんだよっ!! 

私がデブだとでも言いたいのか!!


……まぁ、ムキになっても仕方がない、か。


「分かりました……行きます、今行きます」

渋々そう言い、しゃがんで扉をくぐろうとする。


うぐ……キツい、何これ……。




……その5分後。

私は何とか無事扉をくぐることができた。


はぁ、やっぱココ、隠し部屋自体も狭いんだよな、きっと……絶対……


溜息をつき、まわりを見る。



——————……あれ、







……めっちゃ広いんですけど!!??


私は思わず目をくわっ、と見開いた。



広い。広い。とてつもなく、広い!!!!


それを例えるなら、ディズニーシーのマーメ●ドラ●ーンぐらい広く、涼しく、なんとも快適な空間で……


本当、何もかもマーメイドラグー(以下略)に似ていた。


……ちょっと浮かれている私を……キッと睨む沙耶様。

「……何?『涼しくて快適だなあ』とか思ってるわけ?




……浮かれるんじゃないわよ、東雲真白」


—————……ドンッ!!!



——————……!!??


次の瞬間……ドンッと突き飛ばされ、尻餅をついた……私。





———————……え? 今、『浮かれるんじゃないわよ』って、沙耶様が……。


慌てて上を見上げると、そこには…… 

不気味に口角をつりあげ、冷たく笑っている女の子……



……え……。な、んで———……


———————……沙耶……様?




(次回沙耶編END、とか言ってたんですけど、延期←

多分、次の話が本当のENDだと思いますww←)