コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: 1話 扉と鍵*2* ( No.4 )
日時: 2010/09/22 01:15
名前: 杏樹. (ID: W3aU.Uy/)

 *。*『The one that door can be opened. 』*。*

 *  *  *  *  *  *  *  *  *

次の日……。

「どうしよう……」

無駄に長く、無駄に広い……私・東雲真白が通う『御神崎学園』の廊下。

その廊下の中央で私は……ブツブツ呟きながら、『ある事』を考えていた。

『ある事』、それは……今日、教室に行くか行かないか……。

 『もし、来なかったら……』

昨日何故かいきなり保健室に入ってきた男・七瀬は言った……。

『来なかったら…二度と明日は来ないと思え』

…と。

けど、そんな事言われても………友達居ないし……今更教室なんか行ったって、ねぇ……。

(ってかさっきから、私は何処に向かって歩いてるんだろう……。)

そんな事を考えながら私は…とりあえず、真っすぐ廊下を歩いていった。

まわりなんて見ずに……前に人がいることも見ずに。

ドンッ!! —————…

「痛……っ!!」

私は前を歩いていた人とぶつかってしまい、尻餅をついた。

「痛たた……ごめんなさ……い?」

……あれ?

「ちょっとアンタ!! どこ見て歩いてんのよっ!? よくも私にぶつかってくれたわね…っ!!」

私がぶつかった相手はとんでもなく上から目線な……

—————……小学生?

長くてフワフワの髪に、身長は130cmほどしかない……すっごく可愛い女の子。

「ココは御神崎学園中等部ですよ? ……初等部はもう少し東の方だと思います……案内しましょうか?」

私は丁寧な口調でそのぶつかった相手に言った。

が……

———バキッ!! ———……

なるべく目線を合わせて話そうと思い、しゃがんだ瞬間……、

今度は顔面を思いっきり殴られた——…

「痛っ……何するんですかっ!?」

私はその小学生の子を睨む。

すると小学生の子は怒鳴り声に近い叫び声をあげて……言った。

「アンタね……!! 私の事馬鹿にしてるのっ!? 初等部扱いすんな、この病弱人間が!!」

え、ちょ……初等部じゃなかったら、貴方は一体何……? ……ってか、あの……病弱人間て……。

さらにその子は続けて言った……。

「……中等部2年、東雲真白……覚えてなさいっ!! アンタなんか雅玖に殺られちゃえばいいのよっ!!」

————……え? 今、何て……。なんで私の名前知ってるの……?

しかも雅玖って……、七瀬の事……だよね?

「あの、貴方一体……?」

何者……??

「私?



 …アンタ知らないの…? 私は…っ!!

 御神崎学園学園長・神崎乃愛っ!!」


——————……えーと、あの。

「……コレは何かのなりきりごっこですか?」

「違ぁぁぁぁうっ!! そんなに信じられないの、私がこの学園の学園長だって!!」

———……いや、普通に信じられませんけど。

って、え…が、学園長……!?

「小学生じゃ……なくて?」

「違うわっ!!! これでも16歳なんだからっ!!」

しかも私より年上だ……!!

「えーっと……あの、学園長さん……?


キーン、コーン、カーン、コーン———……

チャイムの音……、これは確か、自習始まりのチャイムだったはず……。

「ふふふ……っ、残念だったわねー……貴方とはお別れだわ」

チャイムが鳴って突然、私の背後を見て不敵に笑う学園長。

———……? 私の後ろに何かいるの……?ってか、お別れって何……?

「よ……神崎と、……東雲さん」

——————……っ!!!!

背後から聞こえる、低い声……。

この声は・・・…昨日聞いた声……、

振りかえるとそこには、目が笑っていない……恐ろしい笑顔を浮かべた七瀬の姿が……

「な、七瀬……とかいうヤツ……!!」

「へぇ……何? お前は……俺に殺られたいわけ?」

七瀬は鋭い目で私を睨む。

ひぃぃぃ!! こ、怖い……!!

そして七瀬はそのまま……私の襟首をぐいっ、と掴んだ。

い……息が……苦し……っ!! 苦しい!!

「さてと……いいから来い、……騒ぐなよ? ウザいから」

「いっ……嫌——っ!! 離して———…っ!!」

けど私の叫びは虚しく……。そのままズルズルと引きずられていった。