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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ( No.66 )
- 日時: 2010/09/25 13:04
- 名前: 杏樹. (ID: W3aU.Uy/)
その後……。
私はコンビニで適当に夕食になるものを買って食べて、
……七瀬はまるで自分の家のように私の家でくつろいでいた。
「七瀬……いい加減、帰ってくれる?」
「……なんで?」
いやいや……『なんで?』じゃなくて……
ここ、私の家なんで……。
「『なんで?』じゃなくて!! もう夜遅いし……帰りなよ!」
時計を見ると針は夜の7時を指していた。
「まだ7時じゃん……」
『まだ』じゃない!! 『もう』だっ!!
なかなか帰ろうとしない七瀬に……私は少し……いや、かなりイラッときた。
「いいから帰って!! こっちは相当迷惑なの!!」
「……。」
……それでも七瀬は帰ろうとしない。
「もう……いい加減にしてよ……っ!!」
「分かったよ……帰ればいいんだろ?」
———……そうです。帰ればいいんです。
「だったら……」
……?……何?
「飯」
……は?飯?
「……作れ。……そしたら帰る」
……ちょ……私、料理できないんだけど……
けど、どんなに不味くても……
作ったら帰ってくれるんだよね?
それなら……
「分かった……作ればいいんでしょ?食べたらすぐ帰ってよ?」
「ああ、」
よし……仕方ない、作ろう……
さっさと帰ってもらわなきゃ!!
私はリビングを出てキッチンに向かおうとした。そのとき……
クラッ———……
あれ……おかしい……なんか……
目が霞んでくる…それに…視界も暗くなって——……。
「お、おい……東…雲?」
突然、鋭い痛みが私を襲う。
————……バタッ!!———……
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