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カタンッ

靴を取り出して外に出ると理緒が待っていた

「理緒....」

「..どうだった？」

いつもの毒舌では考えられない程優しい口調だった

ああ見えても心配してくれてたのかな...

「今は無理だけどレギュラー決まったら付き合うって事になっt」

ガバッ

急に理緒が抱きついてくる

「やったじゃん..！良かったね」

自分の事のように考えてくれてたのかもしれない

一緒に喜んでくれる

昔からずっとそうだった

悩んでいれば話を聞いてくれて

困っていれば助けてくれる

ふざける時も笑う時も喜ぶ時も一緒

もうずっと手放せない親友

「あ..りがと...」

「うん..じゃ、帰ろっか」

「うん...」

「付き合う事になったらもう佑香の隣はうちじゃないかもね」

「あはは」

他愛もない話でも安心する

本当に

ありがとう———