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学校に着くと、新しいクラス表の掲示板の前には人だかりが出来ていた。

奏音は背伸びをしてなんとかクラス表から自分の名前を見つけた。

奏音は２年Ｂ組だ。

早速教室に向かおうと、うつむきながら廊下を歩いていると…

・・・・・・・・・ドンッ!!——・・・

前をよく見ていなかったため、誰かにぶつかってしまったようだ。

奏音はしりもちをついてしまった。

「…おい!!」

頭上からよく響く怒声が聞こえて、あわてて上を向いた。

「よくも俺様にぶつかったな…!!」

奏音がぶつかったのはやっかいな男子生徒だったようだ。

奏音は謝ろうと思い、たちあがった。

しかし…。

なんとその男子生徒はなぐりかかってきた…。

奏音は血の気が引いた。

誰か…助けて———……!!