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♯08

「のんちゃん・・・」

のんちゃんも泣きそうだった。

「みんなと離れるのは凄く辛いけど、私は自分の道を歩いていくって決めたんだ」

のんちゃん・・・。すごいなぁ。

「それで、試験に合格したからその紙を・・・？」

「そうだよ」

そっか、今まで忙しくしてたのは

入学の手続きとかしてたのかな。

じゃあ、もう、のんちゃんとは簡単に遊べなくなっちゃうのかな。

もう、会うことも出来なくなるのかな。


じわっ・・・

やだ、あたし何泣いてるんだろう。

のんちゃんが自分で決めたことなのに

ちゃんと「頑張って」とか「合格おめでとう」とか

言ってあげなきゃいけないのに

どうして、どうして、













涙しか出てこないの・・・。