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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: あたしのわがまま。 ( No.46 )
- 日時: 2010/10/13 15:37
- 名前: 音愛 ◆eqWfvDi99E (ID: BKr6Xf0Q)
♯16
「 私あの時ね、涙が出るくらい嬉しかったの。
莉菜ちゃんが、天使に見えた。
莉菜ちゃんは覚えてなかったかもしれないけど、
私にとってその思い出は、遠足よりも修学旅行よりも大切な思い出なの。
その大切な莉菜ちゃんに、
引越しのことも私立中学のことも一番最初に言おうと思ってたんだけど、
言えなかった。大好きだからこそ言えなかったの。
私、莉菜ちゃんに言わなきゃっと思って、何回も何回も言おうと思ったんだけど、
なかなか言えなかったんだ。
意気地なしな私でごめんね。
最後に莉菜ちゃんに酷いことして終わっちゃったけど、
私、莉菜ちゃんと出会えて本当に嬉しかった。
莉菜ちゃんとお友達になれて、すごく嬉しかった。
最初にお友達になったのが、莉菜ちゃんで良かった。
たくさんの思い出を、ありがとう。
莉菜ちゃんには、感謝してるよ。
莉菜ちゃんが、私の側にいてくれて、嬉しかった。
今までありがとう。
莉菜ちゃん大好き。
乃々歌」
あたしの顔は、涙でぐしょぐしょだった。
麻ちゃんはあたしの背中をさすってくれていた。
「麻ちゃん・・・」
泣きながら顔を上げた。
「ん?」
「あたしのわがまま、聞いてくれる?」
「なぁに?」
「のんちゃんに会いたい」
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