♯20ホームは平日の昼間だったためそんなには混雑していなかった。のんちゃん…どこ?あたしは必死で探した。その時、のんちゃんにそっくりな後姿が見えた。「のん…ちゃん…?」もしかしてもしかしてと思ったけど、人違い。近くで見たら、あたしより身長小さいんだもん。ため息をついたあたしは、ベンチに腰をかけた。もう、出発しちゃったのかな…。あたしはまた目に涙がたまった。その時、「乃々歌、行くわよ」