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Re: 流星剣士! ( No.14 )
日時: 2010/09/19 21:23
名前: たぶん武士 ◆QNk6D1x0iU (ID: EHJQXsee)

試合を終えた後での、地稽古。
あたしは約束どおりに、秋山とやった。

「始め!」

先生の号令と共に、一斉に立ち上がる。

「ヤーーッ!!」

「オラァァァァ!!」

うげ。
こいつの掛け声、野蛮だ……
あたしは何度かフェイントし、メンを打とうとして空いたドウに叩き込んだ。

「はいいっぽーん☆」

でも、秋山は軽く笑った。

「どうかな?」

あたしは思わず「え?」と聞き返した。
その瞬間だった。

パァァァン!!!

籠手布団を打つ、心地よい音が道場に響いた。

「ほらね??」

秋山はあたしの目を見て、そういった。
あいつ、いつの間にこんな強くなったんだ———?