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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 流星剣士! ( No.15 )
- 日時: 2010/09/19 20:56
- 名前: たぶん武士 ◆QNk6D1x0iU (ID: EHJQXsee)
俺は、秋山 蓮!
流崎と同じ高校の同じクラスで、剣道部。
今日はちょっと意地悪したくらいで、地稽古の相手をするハメに……
ま、日頃の成果を発揮してやるとするか。
地稽古が始まってすぐ、俺はフェイントとドウを食らったけど、コテをあいつに食らわせた。
試合だったら、一本だな。
あいつ、「え?」とか間抜けだったなぁ。
あんなんで勝てたのがすごいよ、まったく。
俺は帰り道、流崎と交差点ではちあわせした。
「わっ!?……なんだ、秋山か……」
「なんだってなんだよ」
「べつに?……てかさ、今日のコテ反則でしょ!」
「なんで?俺は普通にコテ打っただけだけど」
「だってさー……いきなりあんなこと言われたら、誰だって戸惑うでしょ」
赤くなってる赤くなってる!!
「あれー??まさか星奈ちゃん、照れちゃってますかー??」
「え!?何こいつ……キモッ!!」
うわ、キモイとか……ひどっ。
「まぁ…綺麗だったのは認めるけど。あたし、秋山に負けたとは思ってないからね!……じゃあ、明日ね!!」
流崎はそう言って、反対側の道へ行った。
「負けたとは思ってない、か。俺だってそう思うよ」
俺はそうつぶやいて、家へと向かった。
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