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第５話　いよいよ....

心に不安を残したまま迎えた日曜日

理緒には「電話がある」とか言われたけど

土曜日はそんな音沙汰もなかった

今日だって今の時刻は夜の８：００

もう電話が来るような時間帯じゃない

「はぁ....」

思わずため息が出る

「——ん！ねーちゃん！」

下から弟達の声が聞こえる

「なに....？」

「客！お客さん来てるよ！」

「あー...わかった」

どうせ理緒だろうと思いつつも

期待もしている

階段を降りるとすぐ玄関という構造になってる私の家

トンッ

階段を降り終わると玄関に立ってたのは白根

「え”....」

「なんだよその反応」

反応が気に入らなかったのかちょっと起こり気味

私服だけど小学生の時散々見てたからそんな今更言う事はない

「ちょっと今から良い？」

「うん....いいけど」

そう答えて玄関から２人で出た

なんで君はいつも私を期待させるの？

なんで...君はいつもそんなに真剣な顔をしてるの？

教えて欲えて欲しいよ———