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Re: 夕暮れ恋模様 +*実話*+ 参照100突破! ( No.27 )
日時: 2010/10/19 07:05
名前: ゆか ◆r6Isza50.E (ID: F.0tKRfu)

第7話 ライバル転校生

結局その後も離緒が何を話していたのかわからないまま

時は過ぎて

放課後—————

「ねぇ、白根くん」

「?」

「一緒に帰らない?」

私よりも背が低い神崎さんは

私より少し背が高い白根と話すと

かなりの上目遣いになる

それがまた、心の傷をえぐる

白根の答えが怖い

「あー...「無理」」

白根の言葉を遮って川井が言葉を重ねる

気を聞かせたのか、離緒の言葉が原因なのかはわからないけど

白根と木中を連れて帰って行った

「お....あの坊主も良いとこあるじゃん」

「いや、それ悪口になってる」

嘉穂と友梨の会話が聞こえたのか

神崎さんがこっちに向かってくる

...なんかイライラする

「なに話してんのー?」

「えー....秘密の話」

黒オーラを放ちながら離緒が答える

「あのさ、1つ聞いて良い?」

「なに?」

友梨が低い声で言い放つと神崎さんはニコニコしながら

「白根くんって好きな人いるのかなぁ」

「「「は?」」」

嘉穂、友梨、離緒が声をそろえて

?を飛ばす

「いないの?」

「そんなの....「「ねぇ?」」」

「いないならさ...私の事、応援してくれないかなぁ?
白根くんとの事....」

遠回しだけどわかる

「ごめん、それは無理」

「君の恋は応援できないよ」

離緒と友梨が冷たく言い放つと

神崎さんはポソリと「なんで?」と呟いた

「なんでって....白根が隣にいてもわからなかったの?」

嘉穂は微笑を交えながら言葉を続ける

「佑香にずっとピンクオーラ飛ばしてるのも気付かなかったとか」

嘉穂が意地悪そうに言葉を投げ捨てると

神崎さんは今にも泣き出しそうな顔になっていた

しかも私の方を見て