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第７話　ライバル転校生

あーいやだ

まじでこういうのイライラすんだけど

いや、本当

「ごめ...先帰る..行くよ、佑香」

「え..うん」

離緒に連れられて帰り道を通る

「佑香」

「は..はぃ？」

離緒のオーラが真っ黒に...

「さっきイライラしてた？」

「...」

「ムカッとしたでしょ」

「....」

「ぶん殴りたかったでしょ」

「...うん」

ほんとにぶん殴りたかった

涙目になっていながらも

涙は出ていなかった

「も...ほんとやだ」

「んー..」

こっちが泣きたいくらい

「あれ...天野と平沢じゃん」

「あ...」

「なんでいんの？」

校門を出ようとした所で川井と会った

「あー..なんか教科書忘れてさ」

「そっかー」

「でも今は...」

「あー...わかってるけど行く」

「「は？」」

川井の爆弾発言来たー

なんかやらかす気配来たー

「着いてくよ」

「お、まじで？」

「え..離緒？」

「いーじゃん、行くよ」

「あ..うん」

仕方なく着いて行く事に