コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:  ◎ Memory . ( No.4 )
日時: 2010/09/18 20:32
名前: ここあ ◆2P6zxky1H. (ID: B.jT5AAk)
参照:  / ちゅう3の思い出づくり!




     「えみーっ!!」
     「架歩ーっ!!」
     「「2年間同じクラスおめでとう!!」」

     は、ハモった……。
     わたくし、神崎架歩は、大大大大大親友よりも上の関係の上原えみと2年間同じクラスになりました!
     かなりうちは運が良いと思う。うん、絶対良い。
     またえみと同じクラスなったから、今年も楽しい気がしてる!うん、楽しいよ!

     「3年4組だよね!なんか響き良くないーっ?」
     「思った!てか、早く教室行こっ!みんなおらん!」
     「いやいや、いるからね」

     あ、少々関西弁が混じってるのは気にしんとってください。
     うち出身関西なんだよー!今はまあ標準語率高いけれどもね。
     えみはうちの手首をとって廊下を走り始めた。怒られるよーうち知らないよー
     えみは細い。なんか肉ない。美脚じゃねーか!羨ましい限りだよ。うちがえみに勝ってるのなんか身長だけだよ!ちなみにえみはちっこいです。
     しっかも顔整いすぎだし!可愛いよー黒髪のロングとか超羨ましいんですけどー!
     あ、しまった語りすぎて教室についてしまった。

     「あ、桐谷だーまた同じクラス?」
     「それ俺も思ったんだけど。またお前かよー」
     「同じこと思うなよー」

     あ、桐谷も同じクラスだったんだ。つまりうちは桐谷と2年連続同じクラスで、えみは桐谷と3年連続同じクラスなわけ。
     なんか……運命だよね。こういうのあんまり信じない子だけど!
     席を探して座ると、前にあるのはえみの席。"う"と"か"は意外と近いのだ!ちなみに1年前もそうだった。
     隣は、桐谷。ま、"き"と"き"だし?そうだよそうだよ!当たり前ー!

     「架歩ー?桐谷じっとみてどーしたの?……まさか!」
     「違うわ!」

     えみの口元がニヤニヤしてるから、どーせ 好きになった とか聞くんだったと思う。
     もー、そういう話題ばっかなんだから!
     ありえんよ!えみの方がモテてるくせにーっ!!

     「てかさー、"こざき"?ってだれ?こんな時間なっても来ないんですけど。不良?」
     「それ、"おざき"だろ。不良じゃないらしいけど……うん、さぼり魔?」
     「それ不良じゃん!」

     えー!えみの隣が不良って!やめてよー、えみを汚さないでー!
     そんなうちの心の叫びも届かず、ガラッと開いた教室のドアから入ってきたのは、

     ピアスとかつけてジュース飲みながら入ってきたひょろーい男の人、——"小崎光"、彼だった。