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Re: _____君がいた夏。 ( No.9 )
日時: 2010/09/26 14:36
名前: 美韶 ◆rZ2eD8bDs. (ID: 4aEPccTQ)
参照: ( できることなら、あの夏に戻りたい—。 )




   ____第2話。



 ( これは、12年も前の話。私と雅が3歳の頃。 )




「—…ゃ、みや…!今日もまーくんと遊ぶんでしょ?」

「ん—、今何時—?」



 目を擦りながら、
 私は起こしてくれたお母さんに聞く。



「10時だよ。さっさと着替えて行きなさいよ」

「は—い。」



 朝ごはんも食べずに服を着替えると、
 私は家から5分もかからない雅の家に行った。
 そんな毎日が当たり前になっていた私たち。




「お邪魔しま—す!」


 インターホンを鳴らしてドアを開ける。
 鍵はいつもかかっていないのだ。
 家の中に入ると雅のお母さんが出かける準備をしていた。


「あ、美弥。まーくんまだ寝てるから起こしてくれない?私仕事だからさ」

「わかった—。」


 私が朝から雅の家にいても
 特に何も言われなかったし、
 むしろ私たちは兄妹のように育っていた。









   だけど、



  どこかですれ違ったんだ。





 ( 私達は一体どこで間違えたのかな? )
 ( Where on earth did we mistake? )




                     ◆To be continued__