コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

プロローグ「出会いは突然に」 ( No.1 )
日時: 2010/09/26 01:27
名前: 紅蓮の流星 ◆vcRbhehpKE (ID: Da9K.gCv)

「・・・・・」
目の前、否、足元で起こった余りに突然な出来事に俺は絶句することしかできなかった。
まあ待て。まずは脳内を整理するとしよう。

そう、今は下校中。
朝、俺はいつもの如く俺は不機嫌に目覚ましの雄叫びを止め、
いつもの如く寝ぼけながらトーストをかじり、
いつもの如く全身で眠気と憂鬱を感じながらチャリを漕ぎ、
いつもの如く教室の愛すべき我が友たちのウザいほどのテンソンを軽く手の一振りだけでスイカし、
いつもの如く机に突っ伏し良い旅夢気分をし、
いつもの如く授業を適当に聞き流し、
いつもの如く購買で焼きそばパン(俺の嫁)を購入し、
いつもの如く教室で我が愛すべき(ryと談笑しながらパンを喰らい、
いつもの如く食後の余韻に浸り、
いつもの如く適当に午後の授業を聞き流し(たまにぐっすり途中下車の旅)、
いつもの如く帰宅部な俺はこの後部活だ、などと俺は知らん、としか返せないような愚痴を漏らす
わが愛すべ(ryを尻目に発進!セバスティアンチャリし、
いつもの如く愛すべき我が城(二階建ての一軒家)に着き、
いつもの如く良くやったセバスティアン号、褒美に次の日曜貴様にはチェーンに油を塗ってやろうし、
さて、家に入るか・・・

としようとしたその瞬間、今まさにその時。
「・・・とりあえず、今俺の目の前の地面からひょっこり顔だけコンニチハしているお前は何だ?」
俺は、とりあえず今まさに俺の目の前の地面からひょっこり顔だけコンニチハしている男に訊いてみた。
「地底人だけど、何か文句あっか?」
と、男は応えたので俺はもう一つ訊いてみた。
「とりあえず色々訊きたいことも突っ込みたいこともあるが、
 お前、どっかに高値で売り飛ばして良いか?」
「ゴメンマジでちょっとそれだけはやめて」

これが、俺と地底人との出会いだった。