コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.3 )
日時: 2010/10/05 22:32
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)

01




校内に桜の花びらが舞い落ちる中、
昇降口前には大きな人だかりが出来ていた。

そこには私、佐々木芽亜と親友の藤野小百合もいた。




私は昇降口に貼られていたクラス表を見ていた。


“一緒のクラスでありますように・・・——”


と、願いながら。




この願いは親友の小百合ちゃんへの思いでもある。
高校最後のクラスだから。
だけど、私にはもうひとつの思いがある。





「芽亜!!私達3組だよ!!」

「えっ?!同じクラス!?」


小百合ちゃんの言葉で私達は嬉しさのあまり、抱きしめあった。
それはもうぎゅーっと。



「初めて一緒になったねぇ〜」

「うん。すっごく嬉しい♪」



でも本当に一緒でよかったなぁ。
小百合ちゃんとは中学から一緒だったのに、
一回も一緒のクラスになったことがなかった。


だからすごく嬉しいし、一緒にいられるという安心感がある。







そして、嬉しいことがもうひとつ。





———アナタと同じクラスだったこと





『12 田島 柑汰』『42 佐々木 芽亜』





嬉しすぎて、本当に幸せ。
今年も楽しい1年になりますように・・・・——