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Re: いつもあなたのとなり、だけどあなたは ( No.7 )
日時: 2010/10/14 14:44
名前: ハルカ (ID: q9W3Aa/j)

03




「じゃあ、はじめに委員を決めるかー」




1年生の入学式、そして始業式を終えて一時間目の学活の時間。
先生がそんなことを呟いた。(本当に先生か?)




「芽亜は何やんの??」

「体育委員がいいかな」

「俺と一緒じゃん!なら一緒にやろーぜ♪」




その言葉に微笑み、私は頷いた。



——ねぇ、柑ちゃん

私がなんで体育委員になりたいかわかる?



私が体育委員になりたいのは、柑ちゃんと一緒だからなんだよ?
きっと、柑ちゃんには一生わからないことかな・・・・・・。



「なに笑ってんだよ、芽亜?」

「ううん、なんでもないよ!」



ヤバイ、笑っちゃってた////
バレなかったことに安心しつつ、私は柑ちゃんに笑顔を向けた。




「けどさ、お前頭良いしなぁー・・・・。級長に推薦されるんじゃねーの??」

「私頭良くないよ!全然バカだよ・・・・??」

「お前が言っても説得力ねぇって! 実際、俺教えてもらってるし」



そんなこと言わないで欲しいなー((泣
級長になったら柑ちゃんと一緒になれないよー><


と、心の中で呟いていると・・・・・




「推薦で、佐々木さんが良いと思いまーす」



クラスの女の子がそう言った。



・・・・・・・。




えぇーー!!? 嫌だよ!!
ひとりでに冷や汗を掻きながら、ぶんぶんと首を横に振る。



「ほら、言った通りだろ?」



予想通り☆とでも言うように、にこやかに笑う柑ちゃん。
・・・・・それはそれで落ち込む反応だ・・・・。


ここで否定してたら好きってバレるしな・・・・・。
しかたないか。


私は深くため息を吐いた。


その様子を柑ちゃんが見ていた。



「佐々木、級長になってくれるか?」

「はい、よろしくお願いします」



私がそういうと、クラスのみんなが拍手を一斉にした。
は、恥ずかしいっ////




「じゃあ、男子は・・・・」

「んじゃ、俺やるー!」



・・・・・えっ???



その言葉に私は顔を上げた。