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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 警視庁特殊能力一課“Almighty” ( No.31 )
- 日時: 2010/10/16 15:33
- 名前: 麿ん堂 (ID: nJ9riueE)
第6話「事前準備」(後編)
「で、今日もいつものアレか?」
「材料は持って来ましたよ」
先輩の手に銃弾を3個のせた。
「お、今日は銃弾か」
「お願いしまーす」
「よっしゃ。了解」
先輩は立ち上がってキョロキョロと周りを見渡すと、直径90センチ、縦130センチくらいの大きさの水瓶をズーリズーリと音をたてながら引きずってきた。
「んーしょ、うーんしょっ」
運び終わると水瓶の中の水がチャプン、と揺れた。
「んーじゃ始めるとするか」
水瓶に入ってる透き通った綺麗な水の中に銃弾を落とす。
数秒後、銃弾を落とした水がボコボコと沸騰したみたいに騒ぎ始めた。
そして次の瞬間、水はシュッと銃弾に吸い込まれた。
「ん、終わり」
「どうですか?」
「んー・・・、“少女”と“惨殺”と“死神”・・・?」
「少女・・・?うーむ・・・」
「んー・・・・・・」
少女・・・少女・・・、特殊能力課では女は私だけだし・・・。
・・・まてよ?外見だけだったら幸沙も少女じゃないか!
え?それじゃその少女が幸沙だとしたら・・・、幸沙の命が危ないっ?!
「そんなっ?!」
「えっ?!どうした千裕?!」
「え、ちょちょちょ!え?どうしようっ?!」
「お、落ち着けって!」
「先輩すみません!私帰ります!お、お代はこれでっ!!」
ヒラリ(←1万円札
「・・・でぇええっ?!こっ、こんなに貰えねぇよっ!!」
「んじゃそーゆーことでっ!」
「ちょっ!今度おつり返すからな!!」
後ろから「絶対だぞー!!」とか聞こえるが敢えての無視。
私は今そんな場合じゃないのだ!
幸沙の命が危ないだって?!
そんな運命、私が変えてやる!!
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