コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- 警視庁特殊能力一課“Almighty” ( No.35 )
- 日時: 2010/11/10 23:42
- 名前: 麿ん堂 (ID: ismuG6y1)
第7話「敵陣潜入」
皆様、こんばんわ。夜もお元気、不破千裕です。
只今私は特殊能力課のメンバーとだだっ広い事務所の様な建物に潜入しております。
敵の住みか?と言うことで、緊張感で空気がピリピリ痛いです。
「おい千裕!そっちの通路はどうだ!?」
「ハッ!視界クリアであります、奏ちゃん!!」
「ふざけるな。それと、奏ちゃんは止めろっつたろ馬鹿者が」
ごちーん★
「ぃぃぃぃぃいい痛いっ!!!ちょっと待って!拳骨は止めて!!それに私女の子!!ぴっちぴちの中3の女の子!!か弱いの!!! 「中身は50代後半のヲタクだけどな」 あぁああああ…!!それ言っちゃダメ!ダメ絶対!!それ私の地雷!私泣いちゃう!! 「泣いたらどうなの?」 酷いっ!灰李もイライラしてるからって私をイジメないで!! 「あ。あんな所に北斗の拳のポスターが。」 なぁんとぉおおおおおっ!!それは私のモンじゃぁぁぁぁぁぁあああっ!!!」
ズザザザァッ!!
(↑スライディング)
「きゃぁぁぁあああっ!!ちょ、これ、プレミア付きの原画ぽすたぁああああっ!!!」
しかもケンシロウさん、上半身ハ・ダ・カ☆
うほっ、いい男ww
つか筋肉マジパネェww
てか誰だよ、こんなお宝落とした奴マジ殺す。
「ぬ!?何奴!もしや侵入sy 「私のお宝を傷付ける奴は断じて許さぁぁあん!」 ひぃぃっ!ば、化け物だぁぁぁぁぁぁ・・・!!」
なっ・・・化け物ぉっ?!ひ、酷い!こんな乙女に向かって化け物って・・・!!
「わぁ本当だ。マジで化け物」
「酷いっ!こんな乙女になんてこt「目ぇ血走ってる、鼻息荒い、動きがゴキブリ」何ソレ!最初の2つはまだ分かるよ?!でも何?動きがゴキブリって!」
「動きが俊敏で変態ってことだよ。君どんだけ馬鹿なの?」
「変態と馬鹿はイラナイでしょ!?」
「おいお前ら早くしろ!置いてくぞ!!」
なんと!瞬間移動か?!
私と灰李が言い争ってるうちに、通路の向こう側まで奏ちゃん達は移動してた。
「くそっ・・・」
「どったの奏ちゃん・・・って・・・うっわぁ・・・」
奏ちゃんが見つめる先にはヤクザがうじゃうじゃと居た。
ざっと200人位だろうか?
「ど、どうしよう・・・」
「よし千裕。お前特攻しろ」
「酷いっ!?それって死ねって事だよね!?嫌だぁぁぁ!!」
さっきから私の扱いが酷すぎる。
私悪いことしてないのにぃぃぃぃいいい!!
「・・・僕、」
突然、今日もふりふりの乙女な服を着てる幸沙が口を開いた。
拳銃を持っている小さな手がカタカタと震えてる。
「僕、やる」
???
昨日から気になっていたけど、“やる”って・・・何を?
「だから瑠果、お願い」
キッ、と決意に満ちた眼差しで瑠果君を見上げる幸沙。
その瞳からはポロポロと涙が零れていく。
・・・・・・。
やばいやばいやばいやばいやばい!!!
ちょ!涙の破壊力パネェ!!
そんな表情されると私の涙腺ならぬ鼻血腺が崩壊寸前★だぜっ!?
やばい、鼻の奥がツンとする。
今こそこの赤い衝動が解き放たれるのか!?
そんな感じに幸沙の可愛さに一人悶えていたら、瑠果君が幸沙の首のチョーカーに手を伸ばした。
「…あまり、無理をするなよ」
「うん…、分かった…」
何これ、完全に二人だけの世界★
バックに薔薇が咲き乱れております。
「・・・先輩」
瑠果君がチョーカーを外し終わる寸前、幸沙が私の方を向いて話し掛けてきた。
ぇえっ?!その麗しい世界に、わわわわっわわ私も入って良いと?!
えっ、でも確か、苗村の言ってた事だとそれは男の子同士のイケナイ関係♥だったはず・・・。
・・・どうしよう、私は幸沙に女だと認識されてないのだろうか・・・。
てゆーかその前に、私の鼻血腺がはち切れんばかりに膨張してるんですがどうしましょう。
「…嫌いに、ならないで……」
…は?
・・・・・・え?
困った、状況が理解出来ない。
落ち着け私、ここは冷静に頭の中を整理するんだ。
・・・・・・・・・・・・。
えーと、つまりですね、
…幸沙は私の事が好きって事ですか?!
え、え、え?!
どどどどどどどうしよう?!
幸沙は体は女の子だけど心は男の子で・・・って、あれ?
おかしいな、頭ん中がぐちゃぐちゃだ。
えっと、こうゆう時はどう対処すれば良いんだろ。
頭の中でシュミレートしてみよう。
−対処方法その1−
「ごめん君とは付き合えない・・・」
無い。
断言する、これは絶対に有り得ない。
私が幸沙を嫌うなんて、世界が360度ひっくり返っても有り得ない。
−対処方法その2−
「べっ別に、付き合ってあげないわけでもないんだからねっ!!」
うーん…?
昨日華林さんに言われてパソコンで調べたのだが・・・。
私ってこんな感じなのか…?
なんか違う気がするよーな…?
−対処方法その3−
「私も好きだ。愛してる」
よし決定。
これで行こう。
やっぱり私はストレートに愛を伝えるのが性に合ってる。
よし!この任務が無事終わったら、この気持ちを幸沙に伝えよう!!
(あれ?死亡フラグ?)