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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 腐れ勇者とふざけた魔王 オリキャラ募集中 ( No.39 )
- 日時: 2010/10/27 13:44
- 名前: できる事なら私は猫になりたい (ID: NN.yKTYg)
翌日、宿を出てきたアデルはなぜか不機嫌そうにアルミルを見て身支度を整えた。
どういうわけか、アデルはアルミルが好きではないらしい。
恐らく、この日中に何故好いていないか分かるだろうと楽しそうに見ていた阿修羅に、
「阿修羅、私だけで買い物行くから。アルミルも宿で待機。いい?」
冷たく言い放つとそのまま宿の表通りを駆け抜け、王の居る都の門から中へと、それも堂々と入っていった。
アデルの存在は、世間には知られて入るものの、男として知られている。
故に、門番も女であれば大丈夫だと言う先入観に囚われているのだ。
これがもし、アデルが魔王として都へ押し入れば、この瞬間に都内は混乱に染まるだろう。
阿修羅とアルミルも魔王に待って居ろと言われているが、王の都の中へとアデルを一人で送り込むのはまだ早い。
そう上の者から言われているが故、アデルを一人になどしてはいけない。
「アルミル、アデルを追うぜよ」
「合点承知!」
阿修羅は持っていた大鎌を縮小させるとポケットに押し込み、アルミルと共に門をくぐった。
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