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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 腐れ勇者とふざけた魔王 常時オリキャラ募集中 ( No.42 )
- 日時: 2010/10/30 17:24
- 名前: できる事なら私は猫になりたい (ID: NN.yKTYg)
- 参照: 読めばいいんでしょ?読めば!別にアンタの為じゃないんだからね!
「く……来るな変態!」
アデルの声が都の大通りで木霊する。
それに化成するかのように無数の火炎弾と、巨大ハンマーがその変態めがけて飛んでいく。
その変態とは、案の定腐れ勇者だ。
期待を裏切らないと言うかなんと言うか、その腐れは魔王に対抗すべく強い武器防具を買い込みに都へ来ていたのだ。
実際、大通りでアデルのことを魔王と呼んでいるのだが、
『魔王は男』
その先入観が周囲の通行人に植わっているがために勇者は現在変態扱いを受けていたのだ。
ここまで来ると少し可愛そうな気もするが、あの勇者の事だ。
ハアハア言って攻撃を受けるのを喜んでいる。
さすがにこれは変態と言って差し支えないのだが、まあそこはスルーしてあげて。
いや、マジで、お願いだから、ホントに。
「だからコイツが魔王なんだよ、誰かこの女を捕まえろ!」
勇者の悲痛の叫びが周囲に響く。
それに対し、
「おまわりさん、変態です!」
彩佳が勇者へ向って言霊を発動、すぐさま勇者は交番へ連行される。
それを遠くから——
「面白い事になっとるのう」
「阿修羅さん、楽しまないでください。万が一のことがあったとき私たちが助けなくてはいけないのですから」
阿修羅とアルミルが楽しそうに建物の屋上から双眼鏡を覗いていた。
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