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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: キーホルダー。友情×恋 ( No.29 )
- 日時: 2010/10/18 16:43
- 名前: まっしー (ID: V4iGFt6a)
♯4『キミへの思い。』
「…なんで?全然眠れなかった…。」
昨日の三浦愁の
『「…月島がまだ好きなんだ。」』
をずっと頭の中で繰り返し繰り返し…考えていたんだ。
どうして?
眠れないし、胸はまだ苦しい。
あの言葉を思い出す限り———————…。
あたしの中ではなにが起こっているの?
「お〜い!白石〜!!!」
「…何?」
「ノート、見せてくんない?」
「え?何で??」
「昨日の数学寝ちゃっててさー。」
「…プッ!」
「え?」
「ん?…。」
な、何?え?って…。
あたし、なにか変なことしたっけ?
「…笑ったッ!!!!」
「へ?」
「お前の笑ったとこ月島がいなくなってから初めて見たッ!!」
「え…?」
そういえば。
…ひながいなくなってから忘れていた笑い。
笑えた?あたし…。
「ほんとだね。」
「白石、もったいねぇーよ!笑うとさ、かわいいのに。」
「…ッ!?///////」
あたしの顔がなぜだか分からないけど熱くなる。きっと、顔が真っ赤になってる。
でも、なんで?三浦愁の時にだけ…。
ひなにも言われたことはある。だけど、顔が真っ赤になったことはない。
「…あ、べ、別に今のに深い理由はなかったからなッ!!!//////」
ドクン…。
前にもあった。この気持ち——————…。
胸が苦しくなくなったような気がする。
そういえば…ひなが———————…。
『「ねぇねぇ。安佳里ッ!好きな人に対すると胸がドキドキしたり苦しくなったりするんだって!」』
って言ってた。
もしかして————————…。
あたしは…三浦愁の事が好き?
白石安佳里。
絶対に叶わぬ相手に今日恋を初めてしまった—————————…。
♯4終了。
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