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♯６「再会」

日曜日。

「ファー…。よく寝た。」

日曜日は、いつも家で飼っている犬の散歩をする。

犬の名前は、チョコっていうんだ。。

「さ、チョコ。今日もいつもの河原行こっか。」

『ワン！！』

あたしの近所にある河原は、よくひなと遊んでいたことがある。

そこで、ひなが引っ越す前にタイムカプセルも埋めた。

『「…あたしが引っ越す前に、タイムカプセル埋めたいな。」』

【「そんな悲しい事…言わないでよ。」】

『「悲しいけど、乗り越えようよ。あたし達にはコレがあるでしょ！」』

『シャラン！』

ひながキーホルダーを差し出した。

【「そうだね。」】

あたしがそう言うとひなは、嬉しそうに笑った。

そして、ひなが提案して自分達の大切な物を埋めたんだ———————…。

ひなは、待ちきれないって言って…今頃に開けようって言ってたね。

だけど、ひなはその前に引っ越しちゃったよね。

それからあたしもそのタイムカプセルは開けていない。


＊＊


「じゃ、チョコ。先に行っていいよ！」

いつものようにチョコのリードを外した。

そして、あたしも河原に向けてあるきだした。

すると、河原の向こうから…どこか聞き覚えのある声がした。

「…アハハ！…ったら！！」

遠くにいるのでよく聞こえない。見えるのは、チョコと女の子。

いったい、誰？？

走り出したら…

「！？」

そこには…

「あ、安佳里！！久しぶり〜！！！！！」

ひなが居たんだ。






♯６終了。