コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Heart Break No Wing 3話 ( No.5 )
- 日時: 2010/10/22 11:18
- 名前: 皐月凪 (ID: VozPDcE.)
_____放課後。
いよいよ始まる...部活が___
...俺と打矢は、第二体育館に入る。
ちなみに、第一体育館は、バスケ部が使っていて、第二体育館は、三分の二をバドミントン部、残りを卓球部が使っている。
...第二体育館の扉を開ける。
「おっ、来た来た〜」
...結構イケメンの先輩に言われる。
「あっよろしくお願いします」
「まぁまぁ、かしこまらないでさ...早速だけど、部室からもの運ぶの手伝ってくれる?」
「は、はい..」
「じゃあ、あとは武田くんから聞いて...彼、かなり早く来て色々教えてもらってたから......武田〜」
そう言ってイケメンの先輩は、武田くんとやらを招集する。
「なんですか俊介先輩」
...俊介先輩?..このイケメン先輩は俊介さんというのか〜
「この子たちに、部室を教えて欲しいんだけど」
「あ〜、はい分かりました。」
「俺は、1年電気科 武田 祥...さっ部室こっち」
...武田..身長は小さいけどなんか強そうだな..
俺と打矢は、武田に案内され部室に行った。
部室は、第二体育館から出てすぐのグランドに通じる勝手口から出て、すぐそこにあった。
バドミントン部の部室は、ソフトボール部の部室の隣でかなり狭いスペースだった。
それにかなり散らかっている。
....そこに、あきらかにオーラが違う先輩達がいた。
「お〜、一年坊来たか...ほれ、もってけ」
...俺と打矢は、買い物かごにボロボロのシャトルがやまほど入ったものを渡された。
「あの〜、先輩これは〜」
...打矢がおそるおそる聞く。
「まぁ細かい説明は後で監督からあると思うから、グダグダいってねぇ〜で、持ってけ...わかんねぇ〜か...」
ヤベ〜...この先輩怖ぇ〜
...俺達は、言われたものを部室から第二体育館へと運ぶ。
「持ってきたか〜...そこの隅に並べて置いて」
「は、はい」
...言われた通りにならべ終えた時には、もうネットが3面張られていた。
「はい、整列〜!!」
...さっき、部室で着替えていた先輩方の一人、あの怖い先輩だ。
...キャプテンとかなのかな...
...みんな、コート後ろの中央に置かれた2つの机を取り囲むように輪になって整列した。
...周りでどうすればいいかおどおどしているのは、自分も含めて、新入部員だろう。
「おい!!、一年...並べ、見たらわかんだろ!!」
...怖い先輩に言われた。
...あの優しそうなイケメン先輩、俊介先輩は苦笑いしている。
...俺達は、輪になっている先輩達の中に割り込む....緊張する〜
...2分ほどして、第二体育館の扉が開く。
...入ってきたのは、天然パのおっさんと、メタボ体型のおっさんだ。
...そしてそのおっさん達は、椅子にそれぞれ座る。
「お願いします!!!」
...あの怖い先輩の後に続いて、先輩方が挨拶をする。
...いきなりで驚いたが、俺たちも合わせる。
「視聴覚室に移動する」
...天パのおっさんが言い、それに続いて先輩方が移動を開始する。
俺たち一年は、それに続く形になった。
____視聴覚室に着く。
視聴覚室は、第二体育館を右に曲がって、20歩ほど歩くくらいの距離でそんなに遠くはない。
中は広く、巨大なスクリーンと、テレビが6台ほど、天井からつり下げられている。
「適当でいいから座れ」
天パのおっさんが言う。
....俺たち一年は、前に座っている先輩方の後方にすわった。
「はい、一年生入部おめでとう...今日から咲崎南工業高校バドミントン部員だ。......こんなところで言うのもなんなんだが、毎年、多くの新入部員が来る。でもその大半が1週間で辞めていく......大体バドミントンなんてスポーツを高校から始めるなんてやつは、中学のとき補欠だったり、活躍できなかった落ちこぼれがよく来るもんだ.....バドミントン...なめるなよ......そして、俺がバドミントン部監督の金子 信孝だ。教科は、電気基礎を教えている......高久先生、お願いします」
...一週間でやめるってほんとかよ...
「え〜〜、まず、入部おめでとう...バドミントン部の顧問をしている高久です。ご存じの通り担当教科は数学です...え〜〜、私は、中学、高校と文化部だったので運動面ではアドバイスできないけど、精神面のサポートをしていこうと思っている。.....よろしく」
...そういえば、数学ってこの高久とか言うメタボだっけか...
「次、キャプテンから順に自己紹介」
...金子先生が言う。
「俺は、3年機械科 今野 智也...バドミントン部キャプテン...俺たち3年は、6月の総体で負ければ終わりだけど、それまでの間仲良くな」
...今野先輩か〜...なんかいい人っぽいな
「俺は、3年工業化学科の阿部 祐二だ。副キャプテンをしている。まぁ少ない期間だけどよろしくな」
...阿部先輩...背はそんな高くないけど、優しそうな先輩だな..
...そのほか三年生は、今野先輩、阿部先輩合わせて、5人しかいなかった。
「はい、次二年」
「俺は、2年電気科 工藤 俊介...一応、小学校の時から、バドミントンのクラブに入ってる。...バドのことで分からないことだらけだと思うけど、少しずつ教えていくから、遠慮無く聞いてね」
...やっぱり、この先輩かっこいいわ〜...彼女とかいるんだろうな〜
「2年機械科 山田 健実...ま、まぁ...仲良くな」
...この人身長でけ〜〜〜〜、軽く180わあんだろ!!
「同じく、2年機械科 七崎 翔稀....」
...クールだな〜ってこの方も身長でけ〜!!
「二年電気科 佐藤 裕太 ....まぁなんだ、君らみたいなゲスやろ〜は僕が調教してあげるよ...よろしく」
...なんだ?この先輩...いや先輩か?...関わらないほうがよさそうだ。
...その他にも、二年生は総勢10人もいた。
______一年自己紹介に続く