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Re:     恋時計     ( No.104 )
日時: 2011/01/22 16:02
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼  ひーはー!!




 第25話



 ご飯を食べて、お風呂に入って、テレビみて……今は布団の中に入って、寝ようとしてる頃。せっかくだから、違う部屋に布団を3つ敷いて寝よう、ということになった。里子先輩は、ドライヤーで乾かした髪の毛に、布のヘアバンドをつけているとこ。絵磨は、携帯をみているところ。私は……ただなにもせずボーッと布団の上に座ってた。

 「じゃあ、ガールズトー久とでもいきますか」

 しばらくすると、里子先輩はニヤニヤした顔で、そういって布団の仲に入った。おまちかねのガールズトーク♪ 過去私は何度も言った様に、恋愛話とかそういうのが大好き。私はワクワクしながら、里子先輩の顔を見つめた。

 「香織、絵磨。最近好きな奴とはどーよ!?」


 恋バナの王道展開。絵磨は「話しかけたりはしています」と笑顔。絵磨って、私と違って積極的だし、うらやましいなぁ〜。そうおもっていると、2人は私に顔を近づけて「で、香織は!?」とハモってきた。


 「……進展なんかないです、違うクラスだし……」
 「そっかー。つーかあんな奴諦めたら? 酷いこといわれたんでしょー!? あたしがいい奴紹介したげるよ」

 里子先輩は、目をぱちぱちさせてそういった。
 
 「諦めきれないんだったら、いっそ告白しちゃえ!」
 「えっ!?」
 「そう、諦めるならいっそ気持ち伝えてからのほうがい〜よね」

 絵磨と里子先輩は、何故か私が諦めること前提に、話を進めている。告白、前までちょっと考えたりはしてたけど、いざとなると……ね……あーもう! いや、自分が嫌、ネガティブでうじうじする自分嫌!

 「私……」


 
 気付いたら、そんな気持ちが私の口を動かした。


 ウジウジしたくない、ジメジメした自分は嫌い。ネガティブに考えたくない、だったら……告白して、白黒はっきりさせよう。



 「優志に、告白、します……——」
 「きゃあ頑張れー!!」
 「で、方法は? やっぱ、直接でしょ?」

 絵磨にそういわれて、私は固まった。ああ……そっか、直接……あがががががっ。でも直接はなぁ……手紙ならいけるかも? 私はその意思を2人に伝えた。

 「まぁ〜香織がそういうならいいんでない?」
 「頑張ってネ!」