コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:     恋時計     ( No.191 )
日時: 2011/01/29 21:44
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼  いめちぇん したいよねぇ〜←




 第32話




 お昼を食べて、部屋で休憩すると、私達はスタジオに移動した。……てゆうか、こんなとこで練習するの、何気はじめて♪私はテンションが高ぶった。あ、ちなみにドラムとキーボードは借りれます! さすがに持ってくるの大変だからね……。

 「じゃあ……まずパート練習だな、康義と辰雅も参加してくれ」
 「「は〜い」」


 実は、康義と辰雅は去年の9月の誕生日に、ギターを購入したのだ。なんか、4年生になったら軽音楽部にはいるって決めてるんだって。結構練習してるから、それなりに上手い。私は、花先輩と一緒にキーボード練習をすることになった。



 *ギターの5人*( 絵磨目線 )


 「ふぉおおあひょぉおおおぎょぉおおお」


 純也先輩が奇声をあげながら、ジャカジャカギターを鳴らす。それを、私達はぽかんとしながらみていた。っていうか、ギターのテクニックと、純也先輩のギャップが……。

 「……あの、康義君と辰雅君、ちょっとどんな風に弾くのか、みせてもらえる?」
 「いいですよ!」

 純也先輩を無視して、桜先輩は康義君と辰雅君にそういった。

 「わんつーすりー!」

 康義君の掛け声で、2人は上手に弾き始めた。……香織のいってたとおり、毎日練習してるというのは本当ならしい。結構……すごい……演奏が終わると、私は思わず拍手を送ってしまった。

 「ちょっちょっちょ! 久保、康義、辰雅、桜ぁ、俺のみてたぁああ!?」
 「すいませんあんまり見てませんでした」
 「えぇええ」


 *ベースの4人*( 龍夜目線 )


 「……とまぁこんなかんじ、弾いてみて」

 大和先輩の演奏を、凛子先輩、重、俺でまねしてみることにした。さすが、大和先輩は昔からずっとやってただけあって、かなりの腕前だ。……あ、間違えた、ここ。

 「龍夜、そこはな……こうして……ほら」
 「おぉ! ありがとうございます!」

 大和先輩のコツをつかんで、俺はもう一度弾いてみることにした。

 「ふぉおおあひょぉおおおぎょぉおおお」
 「……純也先輩うるさいですね」
 「いいじゃないの、別に」


 目を点にして純也先輩を眺める重、それをうっとりと眺める凛子先輩……ていうか凛子先輩……あの人のどこがいいんだろう……わからん。


 *ドラムの3人*( 孝文目線 )

 
 「なんかあれだね、この学校の軽音楽部のドラムって、盛り上げ系が集まっちゃったかんじ!?」

 里子先輩がスティックでカンカン音を鳴らしながら、そういった。

 「なんだよ盛り上げ系って」
 「ムードメーカーてへっ」
 「ひーはー!」
 「なんだよブ○マヨの小○かよ」

 突っ込む健先輩、ちなみにひーはーは俺♪俺、ひーはーってハマってるんだ♪

 そしてこんな里子先輩だけど——……

 「じゃかじゃかどんどんちゃんちゃんば〜ん!」
 「すっげぇーやっぱ、里子先輩さすがです!」
 「……効果音は蛇足だけどな」

 ドラムが超うまいんだよな! よし俺もやってみよう!


 *キーボードの2人*( 香織目線に戻るよ〜 )

 「なんか、2人だけって哀しくないですか?」
 「まぁね〜でもいいじゃない」

 花先輩は、3歳の頃からピアノをやっているから、鍵盤楽器はお手の物。バイエルとか、バンスコとかみたら、結構すぐに弾けちゃう。私の憧れの存在♪

 「う〜ん……ここ難しいなぁ」
 「どれどれ」


 いつも、こうやって教えてくれるんだよね〜……けどなんか、花先輩が今年で卒業しちゃうと思うと、なんだか寂しかった。私は鍵盤の上にひたすら、指を走らせる。


 「あっ……なんかできました」
 「でしょ〜その調子で頑張れっ!」


 以上、パート練習の様子でした〜……練習が終わったら、まちにまった温泉だあ!