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Re:     恋時計     ( No.219 )
日時: 2011/02/02 22:57
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼  ばいざうぇい×まぐなむ 2人の口癖 最高最強だからね←




 第37話


 そしていよいよ! 今日は体育祭の日。ほんと練習する時間がなかったから、ダンスも完璧に出来るかどうか不安……走競技で一緒に走る面子、ほとんど陸上部だし……こりゃ、ビリも同然だわ。まぁ、他の競技で頑張ればいいよね!!


 「ていうかさ、部対抗リレーってさ、今年も文化部でるの?」


 運動場に椅子を運んでいる時、絵磨が私に尋ねた。この学校の名種目の1つともいえる、部対抗リレー。全ての運動部が、リレーで競う。サッカーだったら、サッカーボールをもちながら走ったり、剣道部だったら剣道着着て走ったり……ちなみに、陸上部はハンデがつけられていて、かなり後ろからのスタートになっている。


 「なんか、美術部と吹奏楽部がでるらしいよ」
 「まぢでっ!? やっぱそうなんだ〜……美術部は絵描きながら、吹奏楽は、タンバリン持ちながらだったよね」
 「うん、しかもめっちゃ前のほうから走るしね」
 「軽音楽部はでなくてよかったよね、ギター持ってなんか走れないし!」


 そんな会話をしてる間に、いつのまにか自分達のクラスの場所にきていた。ここに、皆椅子をおいて観覧することになっている。私は、絵磨とずっと話していると、森野に話しかけられた。


 「おいバ香織、バカ絵磨、円陣組むからこっちこい」
 「えっ、円陣!?」
 「はやく」


 みると、7年5組の皆が既に鉢巻をまいて、集まっていた。私も、急いで鉢巻をまいて、皆の所へ行く。


 「7の5、絶対優勝するぞ————! お———!!」


 目指すは学年優勝。ちなみに紅白対抗戦ではないんだよね……何故か。



 「4組も頑張ってほしいよね、香織」
 「えっ、あっ、うん……」



 4組は優志のクラス。もちろん、自分の5組が優勝したいけど、4組にも頑張ってほしかった。うううっ、優志のあんなとこやこんなとこがみれる……って、変な意味じゃないよ、うん。



 「おーい! 皆並べーっ」



 先生が言ったので、みんなはそれぞれのクラスへ散らばり、列を作った。