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　第49話




　新しいクラス、8年4組。なんかぁ……超うるさい！！　もうグループで固まって話はじめてるし！　私は机に伏せたりして、時間を潰していた。あぁああ……暇、まぢでこのクラス嫌なんだけど。


　「……り、おり」

　なんかさっきから隣で、誰かが喋ってる。まぁいいや、無視しよ。


　「……おりっ、香織！！」
　「……わっ！　望、いたの！？」
　「いたのとは失礼な！　お前と俺、これで8年連続一緒だな」
　「あぁ〜……いまいましい」


　ナチュラルに、望と8年一緒とかね。まぁ嫌いじゃないし、いいんだけど！　私は席を立って、1組へいこうとおもったが、先生がきてしまったので、私はまた席に座った。



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　「香織〜〜〜〜〜！！」
　「絵磨〜〜〜〜〜！！」



　下校時間になって、私は絵磨と廊下で抱き合った。



　「もう1組最悪だよ！？　美里奈とかいるしさぁ、まぢやだ！」
　「うちもだよ〜超五月蠅いし、先生が静かにしろっていっても、だまんないし〜」
　「……災難だね、新学期そうそう」
　「ね……」



　私と絵磨はそういって、通学路を歩いた。……満開の桜が、春の訪れを感じさせてくれている。……あーあ、明日からあのクラスに通わないといけないんだ、やだなぁ。


　


　こんなに憂鬱な春は、はじめてなきがした。