コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:     恋時計     ( No.375 )
日時: 2011/02/14 22:37
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼ ばれんたいんに風邪ひくとかねー





 第50話




 「……で、この物質が……」
 「ぎゃははははは!!」
 「……そして分解され……」
 「(放送禁止用語)(放送禁止用語)!!」
 「あははははははは!!」


 只今、理科の授業中。私は、前は理科は嫌いだったけど、8年生になってからの新しい先生は、授業の仕方が面白いから、理科の授業が好きになった。私は、真剣に話しを耳に傾けていた。

 「天見〜(放送禁止用語)だろ〜?」
 「はぁ!? そういう米野も(放送禁止用語)!」
 「ぐっはははははははは!!」
 

 ……なんか、超うるさいんですけど。先生は、さすがに気に障ったようで、話をやめた。



 「おいそこ、話するんなら出て行け」
 「すいませーん」


 そういって黙ったものの……——



 「でさぁ、その中井がさぁ……」
 「中井理紗!? あいつかわいいよなぁー」
 「(放送禁止用語)してぇー」



 またうるさくなるばかり。中心的に話をしているのは、天見康太、米野将一、久保田翔やその他大勢。授業を聞く耳をもっちゃいなかった。それと同時に、チャイムが鳴った。
 委員長が号令をかけると、休み時間になった。しかし、授業中話していた奴等は、先生に呼び出され、教室を出て行った。数人の女子が「天見たち大丈夫かなぁー?」とか、へんな心配をしている。


 あぁ、このクラスうざっ、授業に集中できねーっつうの!
 私はダッシュで1組に向かった。



 「絵磨ーっ、きいてよぉ、4組超うっさいんだよ〜」
 「まぢで!? でも1組もうるさいよ」
 「休み時間ならいいんだけど、授業中もだよーおかげで、ほっとんど授業聞こえなかった!」


 こうやって絵磨と話すのが唯一の楽しみ。あいにく、この学校は小中一貫だから……というのもあるだろうけど、お弁当じゃなくて給食。給食は自分の席で、食べないといけない。


 「給食のときもさ、暇だわ…ていうか食事中にエロ話やめてほしい」
 「うっわーその天見だっけ? うざいねー」


 絵磨がそういうと、チャイムが鳴り響いた。


 私は大急ぎで、4組の教室へ戻った。