コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:     恋時計     ( No.388 )
日時: 2011/02/15 18:28
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼ ばれんたいんに風邪ひくとかねー






 第51話





 放課後の部活動。それも私の至福のひとときだった。まぢで、絵磨と話すのと部活するために、学校いってるようなもんだよ、うん。私はいつものように、楽譜を見て練習していた。


 「そういや、新入部員やたら遅くね?」


 里子先輩が、腕を組みながらそういった。凛子先輩が口を開く。


 「そうね〜……もうすぐ来るはずなんだけ……」
 「こんにちわー」


 音楽室のドアが開き、2人の姿が目にはいった。康義と辰雅。ギターケースをかかえて、目を輝かせている2人。純也先輩が「はいって」というと、2人は音楽室にはいった。


 「……去年の合宿できてた人ですか?」
 「そうだよ重君、忘れたの!?」


 重君の発言に、桜先輩がつっこみをいれた。




 「七瀬康義です、ギター担当したいです、4年3組です、よろしくおねがいします」
 「三井辰雅でーす! ギターがいいです、4年1組です!! よろしくです!!」


 2人が自己紹介を終えると、私達部員も自己紹介をすることになった。私の自己紹介は——



 「私はキーボードだよ」
 「えっ、香織適当……」
 「俺はドラムだよ〜ん」
 「俺はベースだよぉ〜ん」
 「龍夜君と孝文君も、適当!!」


 新入部員の2人と幼馴染(もしくは兄弟)の、私たち3人の自己紹介に、絵磨がつっこみをいれた。



 「……あ、なぁなぁ、ちょっとギター弾いてみて」
 「えっ……」
 「弾け弾けー」


 健先輩と孝文が、要求した。辰雅と康義は少し間を置いて「いいですよ」というと、ギターケースからギターをとりだし、音楽室にあった、アンプにつなぐと、演奏しはじめた。
 2人の演奏は、さすが小2の9月からはじめただけあって、すごかった。……てゆか最年少で、こんだけ弾けるってすごいよね。



 「……おわりです」
 「おぉおおおお、すっげぇじゃん、康辰コンビ」
 「何康辰コンビて、アホ里子」
 「うちが考えた名前ー、馬鹿健!」


 里子先輩と、健先輩は喧嘩になった。
 そんな2人は無視して、私達は2人がどこで、どんなパートをするか、話し合うことにした。




 「そういえばですね、軽音楽部にいくとき、めちゃくちゃ皆からとめられました」
 「なんで?」
 「……なんか、『軽音楽部は不良のたまり場だよー』『入部届けだしたの!? 今すぐ取り消した方がいいよ』『演奏はすごいけど、色々とやばってるよ』とか色々……」
 「はーぁ!? なにそれぇ」


 ……ふ、不良のたまり場……どんなイメージついてんのよ、この部活!!
 すると、純也先輩が口を開いた。


 「おっひゃ、そんなのこの部の中身を知らないだけさ! よし、パートについて決めよう!」
 「あ、じゃあさ、俺等のとこきてよ」

 龍夜がそういった。



 「でもそれじゃあ、ギター3人になるじゃん」
 「あー……そっかぁ、う〜ん……」
 「……じゃあ私、ボーカル専任しようか?」


 そういったのは、絵磨だった。みんなの視線が一斉に、絵磨にそそがれる。


 「いいの? 絵磨」
 「うん。ギター弾くのもいいけど、私歌うのすきなんだよね。ギターはせっかく買ったから、ずっとやらないってわけにはいかないから、たまにやるけど……いいかな?」
 「賛成!!」


 全員一致となり、康義と辰雅はCloverの仲間入りを果たした。



 「よろしくね〜香織姉ちゃん」
 「……う、うん!」


 辰雅にそういわれて、私は少し戸惑った。
 うん、まぁ敬語使わなくていいけどさ……ははははは。




 Clover、新しく生まれ変わりました!!