コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 ( 半実話 ) ( No.407 )
- 日時: 2011/02/16 19:38
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
- 参照: ▼ ばれんたいーん、さっさとしないとテストきちゃうよ(泣
第54話
「じゃあ、話し合って、班ができたら、先生に言いにきてください」
先生がそういうと、皆は自分の友人のもとへ散らばった。
山村体験は、毎年6月の始めに、8年生が行っている行事で、まぁ、田舎に芸能人がとまる、あの番組みたいなかんじ。ちなみに2泊3日。その地域のたくさんの家に、大体3・4人の班で固まって、農業体験などをさせていただく。もちろん、班は男女別々。
私は一緒に組む人がいないから、ただあまるのをまっているだけだった。窓の外を見る。……あーあ、絵磨と一緒なら、今頃絵磨と一緒になろう! とかいって話あってたはずなのに。絵磨は今頃どうしてるんだろう。
「ねぇっ……」
突然、1人の女子が話しかけてきたので、私は心臓が飛び出そうになった。
「な、なに……?」
「七瀬香織ちゃんだよね? 小学校も一緒だったよね?」
たしか、有村諒香ちゃん……とかいったっけ。小学校が一緒だったけど、あんまり話したことなかったし、特別仲が良かったっていうわけでもなかった。私は目を見開いて、驚く。
「よかったらさ、一緒に班……組まない?」
「い、いいよ……」
その途端、私には嬉しさがこみあげてきた。ずっとずっと、このクラスには嫌な人しかいないとおもってた。でもちがったんだ。私には、自然と笑みがこぼれた。そして、女子の固まりのところへ、向かう。
そこでは、修羅場だった。女子ってやっぱり、こういうとき困るんだよね〜……基本4人班だが、人数の関係で、1つの班だけしか、3人組になることはできなかった。こういうとき、3人組女子はすごく困る。
3人組になりたいという女子が、2組もいて、2組とも顔を曇らせていた。そして「ここはじゃんけん」というなりゆきになり、皆でどんどん話を進めていった。
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「ってことで、この4人に決定ね」
今、私の目の前に立っているのは、有利里香と寺本紗理依。3人組になりかったのだが、じゃんけんで負け、私たちと組むことになったのだ。まぁ別に……いいんだけどね。仕方ないっちゃあ、仕方ない。
「よろしくねぇ〜有村さん、七瀬さん」
「あ、よろしくね」
2人に、私は軽く会釈した。……別に悪い人ではなさそうなんだけどさ、でもさ、でもさ!!
エロイんだよねぇ……ふっふっふふふふ、はははは……まぁ、いいやっ!!
山村体験、私は無事に過ごせるのでしょーか……