コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 *半実話* ( No.540 )
- 日時: 2011/03/07 21:38
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
- 参照: ▼ 2年生もぁと12日
第71話(優志目線)
七瀬香織、排除。さよなら。オウフオウフデュフ!!
実際に香織に「大好きでした、さようなら」といわれた。
まぁこれで、愛可ちぁんに集中できるというわけだ!!
「優志ぃ〜〜ッ」
「ふぉい、今いっくよ〜くるよぉ〜」
昼休み、俺は愛可に呼ばれて興奮しながら、愛可のところへ行った。愛可は、昼休みや休憩時間には必ず、5組にきてくれる。皆にカミングアウトしたし、これで心置きなく、学校内でも気軽に接近できるんだぜ、ふふふ。
「ねぇ優志ぃ〜夏休み初日にサッカーの試合あったでしょぉ? まぢ愛可応援しにいくからぁ〜」
「あ、ありがとう!! 毎日部活見に来てくれてるのに、こんなことまで……」
「いいのぉ〜愛可ね、優志のためならどんなことでもしちゃうよっ」
こんなにかわいい、こんなに素敵な、こんな娘がいまだかつて存在したであろうか。少なくとも、俺は13年半(11月誕生日)の人生の中ではじめてであった。でもなぁ……愛可の初彼が、俺じゃないのが、ちょっと残念だ。
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「ゆうしぃ〜〜!! 入れちゃえ〜〜っ」
放課後の部活動。俺は、汗だくになりながらボールを追いかけていた。今は、チーム内の練習試合。俺は、愛可の声援と共に、思いっきりボールを蹴った。
ぼこんっ。
それとともに、ボールはゴールネットの中に放り込まれた。
「うっしゃあ! 優志ナイス!」
俺は友達とハイタッチをしあう。愛可の「きゃあああ〜かっこいぃ〜」という声。デュフ、最高!! そして下校時間になり、俺たちは階段の裏側で着替えていた。……俺たち、ていうかこの学校、部室とかいうのが存在しないんだよ……。冬は寒くて凍え死ぬぜ!
「なぁなぁ、本当毎日愛可ちゃん来てくれるんだな」
「あ、ああ……」
天見がニヤニヤした顔で俺にそういった。俺は少し照れながら、返事する。
「お前愛可ちゃんと(放送禁止用語)は?」
「はっ、そっ、そそそそそんそんなのーまだにきまってるじゃないか! オウフオウフデュフ」
「なんだよ〜つまんねぇな〜」
天見が、眉をひそめて「残念!」とでもいいそうな顔をした。
「そういう天見こそ、前村と(放送禁止用語)したのかよ」
「はぁしてねぇしぃ〜」
前村とは、天見が7年の頃から付き合ってる彼女だ。俺は「人のこといえねぇじゃん」というと、怜緒、森野、望が話に割り込んできた。怜緒は美里奈と付き合っていて、森野と望はフリーだ。
「俺、美里奈とキスしかしてないよー」
「キスしたのかえっ!」
「裏山ー」
怜緒の発言に驚く森野、羨ましがる望。天見が、またにやけ顔になった。
「はっは〜ん1組の藤山ね〜……あいつ眉毛ないよな〜!!」
「眉毛なくても、可愛いからいいだろ!」
「お〜さすが怜緒、彼氏だなぁ!」
そういって天見だけでなく、森野や望も怜緒をひやかしはじめた。ってか、森野。半年前の美里奈へのラブコールは何処へ。ほんと、人って変わるなぁ〜……まさか俺も、愛可と付き合うとは想わなかったぜ! こんな日々、どうかしてるぜ!
「優志着替えた〜? 早くかえろぉよぉ」
「おっ、愛可さんがきやしたぜー」
「ひーはー!! 帰宅部愛可さんが!」
「未来のお嫁さんが!」
「ピアノ上手い愛可さんがっ!」
愛可のかわいい声、天見の変な口調、ブラ○ヨのマネの望、変なことを言う怜緒、褒める森野。
「わりぃ、今から帰ろう……ウッヒュヒュヒュヒュ」
「ちょっとやだぁ優志、どったのぉ?」
「なんでもない……デュフウヒュ……」
やべぇえええ、にやけがとまんねぇえ!! 俺は愛可と2人で通学路を歩き始めた。
「ねぇねぇ、なんかねさっき美里奈が伝えといてっていってたんだけどぉ〜明日昼休み、屋上集合ねっ」
「なんで?」
「なんかねぇ〜話したいことがあるんだってぇ〜」
話したいこと?