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Re:     恋時計 *半実話* ( No.578 )
日時: 2011/03/19 20:41
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: 7zw0g7CO)
参照:   ▼ 2年生もぁと4日 イライラMAX





 第79話




 私達はそれから、模擬店をいっぱい回って楽しんだ。チョコバナナ、カキ氷、たまごせんべい……食べ物ばっかりだけど、きにしない! ちゃんとスーパーボールすくいとか、食べ物以外のもやったし。私達は、木陰にいこうと歩いていた。すると……。



 「……! ねぇ、あれ美里奈じゃない?」
 「え」

 
 絵磨の指差すほうをみると……長い黒髪をおだんごにまとめて、派手な髪飾りをして浴衣をきた美里奈が、七三分けのおかっぱに大きなリボンをつけた愛可、汗臭そうなTシャツの優志、全身青色の服の怜緒と木陰で、たむろしていた。



 「げ、やだぁ最悪……」
 「場所変えよ。ほらあっちとか」



 私は、木陰からだいぶ離れた階段を指差した。絵磨も「そうだね」といって、そこへ向かおうとすると……前から未確認物体が、飛んできた。私は「うぉおおああ!」と奇声をあげて、ふっとぶ。



 「そんなに驚くことないだろ」
 「あっ、龍夜たちか! 吃驚したぁ〜」
 「……それはそうと、飯食いに行こうぜ。一応まとまって食べろって、おかんからいわれてるし」


 孝文がそういった。すると、今度は後ろから大声が聞こえてきた。


 「あぁああああ〜! 香織たちだぁ〜〜」
 「本当だ、デュフ」
 「げ、美里奈と優志……」



 さっきの奇声がいけなかったのか。私達は無視して、控え室へ逃げるように走った。楽器とりにいかなきゃ、いけないしね。控え室から素早く楽器を取ると、ダッシュで近くのラーメン店へ駆け込んだ。


 「はぁはぁはぁ……はぁ」
 「相席しよ————!! オウフオウフデュフデュフ」
 「ぎゃ————!!」


 いつのまにか先回りしていた優志が、気持ち悪い出っ歯顔でそういったので、私達は叫んだ。



 「と、とりあえずどっか座ろう」


 康義がそういったので、適当なテーブルに座った。



 「って隣に平安いるし」
 「いいじゃん!」


 怜緒がドヤ顔で胸を張った。……ま、いっか。




 それから、私達は何故か6人でプリをとって、喋って8時ごろに帰宅した。