コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 *半実話* ( No.713 )
- 日時: 2011/04/07 14:48
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: ▼ 春休み中更新っていってたのにね、番外編
番外編「PINKYGIRLS〜軽音楽との出会い〜」
黒髪のショートカット。ピンクのピンどめ。きちんと着こなした制服。隣にいる友達の千崎桜ってば、ほんっと中学生らしいスタイル。ちょこっと違うのは、背中にギターケースを背負ってることかな。
その点、私、新垣里子は茶髪ピアスで改造制服。
膝上15cmのスカートに、ルーズソックス。だってこっちのがかわいくね?
「ねぇ、ちょっとトイレいってきていい?」
「ん、いってら〜ベンチで待っとくね」
桜は、近くの公園のトイレにかけこんだ。
私は公園のベンチに腰をかけ、携帯を開く。
……にしてもおっそいなぁ〜もう、5分たってるのに。私は、心配になってトイレまでいってみた。
「おい、お前ちょい金かせや。ちょっとでいいから〜……」
「だから無理なんですって……」
トイレからでたところ、公園の隅に桜と、見知らぬ男の姿があった。金髪でいかにもヤンキーってかんじの奴。桜はおどおどしながら、震えている。……えっ、これって……かつあげじゃん。許せない。
「おいてめぇ面かせや」
「は!? ……ってうわっ」
私が、睨みながら男に近寄ると、男は驚いて私の顔をみた。
「おっ、俺別になんもしてないけど……」
「……それ、私のダチだから。痛い目会いたくなかったら、さっさといきな」
「は、はひぃ……」
男はまぬけな声をだして、一目散に公園をあとにした。ざまぁみろ。
「さっ、里子あ、ありがとっ」
「もぉ〜私びびったよぉ〜桜かつあげされてるからさ〜」
「トイレから出たらいきなり、男が話しかけてきたの」
「そっか……」
自分でいうのもなんだけど、私は喧嘩は強いほうだとおもう。結構他中とか、近所の高校生になら、名前と顔は知られているはず。大抵の人は、怯えてこっちに近寄らないけど、少なからず友達はいる。
そんな私も、昔は地味で根暗で、いじめられっこだったんだけどね。