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Re:     恋時計 *半実話* ( No.756 )
日時: 2011/04/12 19:31
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼ 1年1組いきたいんだけども、OK?




 第88話



 (香織目線)




 「……姉貴、起きろ」
 「はぁ〜〜〜〜?」



 龍夜に起こされ、私は不機嫌な状態で目を開けた。……日曜はだらだらごろごろ寝ていたいっての! そうおもって、また寝ようとしたら、布団をとりあげれた。なにすんだ、こいつ!


 「優志のデートの尾行行くぞ」
 「はっ、かってにいきゃあいいじゃん」
 「……絵磨先輩にいわれたのになー! 香織ちゃんともいきたいっていってたのになー!」
 「え」



 私はとっさに起き上がった。



 「どういうこと? てか尾行って何」
 「鈴野愛可と優志のデートの尾行。ちなみにCloverの6人で、+慶一が混じります」
 「ふぅ〜ん……」



 なんかおもしろそう、参加してみよ。



 「よっしゃあ、じゃあいったるわ!」
 「早く準備しろよ。出るの9時40分な」
 「えっ」



 今は9時20分。時間ないじゃないかぁああ〜!


**



 「おまたせおまたせ〜」
 「おぉ、香織」


 絵磨は私向かって手を振った。みんな、一応変装している。

 「バレないとおもうけど、声聞こえたらやばいな」
 「極力喋らないようにしようぜ」
 「そうしよっか」


 康義と辰雅が小声で会議を始めた。



 物陰に隠れ、優志と愛可がくるのをひっそりと待った。



 「あっ!!」
 「どうした!? 龍夜」


 大声を出す龍夜に、慶一が反応した。


 「来た来た、あれだ、あれ」
 「ほんとだっ」



 皆は小声で会話しながら、一定の方向をみつめた。そこには、仲良さそうに歩く、優志と愛可の姿が。



 「おし、追うぞ!」


 孝文を先頭に、ゾロゾロと7人の集団が歩き始めた。