コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:     恋時計 *半実話* ( No.772 )
日時: 2011/04/13 21:24
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼ 1年1組いきたいんだけども、OK?





 第91話



 ファーストフード店をでると、2人は色んなお店を回り始めた。何を買うでもなく「お金ないね」「これいいね」とかいいながら、見ているだけ。隠れなきゃいけないから、走り回らなきゃだし、体力だって消耗した。



 「はぁっ、はぁっ、いい加減どっかでとまれよ〜」


 龍夜が文句たれていると、2人はカラオケ店にはいっていった。そして、私達は近くのベンチに腰をかけた。



 「……どうする? 偶然を装って部屋いく?」
 「だめっ! 飽くまで尾行なの! 2人の邪魔はしないのっ」
 「なら俺に任せて」


 怜緒、美里奈の会話に戸川は携帯を持って、口を挟んだ。「俺の携帯の画面を見ろ」といったので、みんなは戸川の携帯の画面に、釘付けになった。どうやら、携帯をもっている愛可にメールを送るらしい。



 「 Dear.鈴野



 今、どこ?
 デート楽しんでる?(^^) 」



 返信はすぐにかえってきた。




 「 Dear.戸川



 今ゎカラオケだよぉっ♪♪
 優志が曲を選択しているところぉ≧∀≦☆ 」



 「 Dear.鈴野


 へぇ〜いいな、カラオケ(笑)
 何時間いるの?? 」



 「 Dear.戸川


 Freetimeだょ!
 18時まで優志と楽しむのぉ〜 」



 「 Dear.鈴野

 おぉ〜!Freeいいね〜!!
 ま、せいぜい楽しんで 」

 
 「 Dear.戸川

 ぁりがとぉっ! 今から歌うから
 またぁとでね♪ 」



 「よしっ!」


 そういって戸川は携帯を閉じた。そして、歓声があがる。


 「すげぇっすね、戸川先輩! さすがです」
 「見直しましたよ〜」
 「人はみかけによりませんね」
 「馬鹿にしてるのか? それ」


 孝文、龍夜、慶一の褒め(?)言葉に、戸川は眉をひそめたが、まんざらでもなさそうな顔を見せた。


 「でも、これで18時までいることがわかった! うちらもカラオケでたのしもぉーよ!」
 「このメンバーで?」


 美里奈の発言に、辰雅が問いかけた。



 「あったりまえだのクラッカー♪」
 「…………」
 「……とりあえず、いこうか」



 美里奈の寒い言葉に、沈黙が続いたが、フォローをかけたのは、絵磨だった。