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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 *半実話* ( No.810 )
- 日時: 2011/04/17 23:58
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: ▼ やべ、眠くなってきた
第96話
夕日が差し掛かる放課後の教室。私は1人掃除道具をしまい、帰ろうとしているところだった。今日は、部活が無い日だったので、みんなは既に帰ってしまった。入り口前には、絵磨が待ってくれている。私は「ごめん遅くなって〜」といいながら、鞄を持って教室を出る。
「あっ、いたいた」
「?」
廊下を走ってくるのは、5組担当の先生。
「どうしたんですか?」
「今日、三井が休みでな。今連絡プリント思い出して……でも近所の人みんな帰ってしまってて、ちょうどよかった。七瀬、お前三井の近所だったよな?」
「はい、そうですけど……」
「これよろしく」
先生から、連絡プリントのはいった封筒を受け取った。私が返事する前に、先生は去っていってしまった。これから、家に帰って文化祭のための自主練もしなきゃなのに……。そうおもいながら、帰り道を歩いた。
「とりあえず早く持っていって早く帰ろう」
「うん」
絵磨と世間話をしながら、気付いたら優志の家の前だった。
なんか前にもこんなことがあったきがする。たしか、優志が風邪ひいてて……辰雅に無理やり家にいれられて、部屋までいって……連絡帳渡したっけ。なんか、懐かしい。
「はいはいはーい、はいはい!」
チャイムを鳴らすと、辰雅が元気よくでてきた。
「ん? 香織ちゃんに絵磨先輩?」
「あ、と……これ、プリント渡しといて」
「……あぁ!」
辰雅は突然目を輝かせた。……なんかやな予感。
「直接渡してあげてよ!」
キター!! デシャヴをめっちゃ感じるんだけど!!
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