コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: 恋時計 *半実話* ( No.824 )
- 日時: 2011/04/21 22:22
- 名前: 苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
- 参照: ▼ なんで俺バスん中でキンチョールもっとんやろ〜(ぇ
第100話
ステージ裏に、私達軽音楽部はスタンバイしていた。今は、合唱部の発表。これがおわれば、ステージに立つ事になる。まず、私達Cloverが演奏して、そのあと先輩たちのバンドの演奏になる。私は、緊張で固まっていた。
「以上、合唱部でした。次は、軽音楽部による演奏です」
アナウンスと共に、私たち6人はステージに登場して、定位置につく。そして礼をすると、拍手が巻き起こった。絵磨がマイクのスイッチをいれて、喋り始めた。
「どもこんにちわ〜! 軽音楽部、Cloverで〜すっ!! 早速自己紹介からいってみましょ〜! まずは私、ボーカル担当の8年1組、久保絵磨ですっ!!」
絵磨がそういうと、会場はまた拍手を送った。
「4年生の七瀬康義、リードギター担当してますっ!」
「4年1組、三井辰雅、リズムギターします!!」
「6年、七瀬龍夜。ベースです」
「6年1組〜三井孝文!! ドラムですっ、よろしく」
「8年4組の七瀬香織です! キーボードしてますっ、よろしくです」
私を含め、みんなは自己紹介のあとに、少し楽器を触った。私も鍵盤をすべらせてみた。絵磨は「それでは早速、1曲目いってみましょぉ〜!!」と叫ぶと、歓声が起こった。
「1曲目は、Listen!!です」
「よっしゃあーっ! いくぞぉ〜!」
孝文が叫び、スティックカウントをした。そしてドラムの音がはいり、ギター、ベース、キーボードの音がはいり、ボーカルの声がはいった。うちが6年の時もこの曲したけど、今回は前より、だいぶ上手くなった……つもり!
時間が進むにつれて、どんどん盛り上がる会場。巻き起こる拍手喝采。私も皆も汗だくになりながら、演奏して、時間はあっというまにすぎていった。
「ありがとうございましたぁ〜っ」
「ワァアアアアア」
私は、久しぶりに自分をさらけ出せたみたいで、とっても気持ちがよかった。来年で最後のライブになるけれど、それもやっぱ、頑張りたいよね!! でも……先輩は、卒業しちゃうんだ。
そうおもったとき、ステージから先輩たちの演奏が聞こえてきた。