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Re:     恋時計 *半実話* ( No.940 )
日時: 2011/05/08 01:01
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼  DIET頑張る〜




 第104話




 しばらくして、ジャージ姿で鞄をもった優志が、4人に手をひかれたり背中押されたりしてやってきた。
 優志は平安顔で困り果てながら、音楽室の中にはいってきた。


 「なんなんだよお前らぁ! 話あるとか意味不ぅ!」
 「……そこ座れ」


 絵磨が低い声になって、腕を組みながら優志にいった。
 優志はビビったのか、「はぃ」と今にも消えそうな声で返事して、席に座った。




 「なんでしょうか……」
 「…………」



 絵磨が私に視線を送った。多分、これは合図だとおもう。
 私は頷いた。
 私が、さっき代表して優志と話し合うって、さっき決めた。




 「……なんで、愛可と別れたの?」
 「なんでそんなことお前に言わなくちゃいけないんだよ」



 優志はシラけた顔をして、ためいきをついた。
 すると絵磨が「言えや」といって、机を蹴ってきた。
 絵磨ちゃん怖いけどナイス〜っ!!



 「……は、はひっ! えっとですね、その、あの、これには深いわけが……オフフフフウウウッフウウデュフ」
 「声裏返ってるぞ優志」



 孝文が苦笑いを浮かべて、優志に突っ込んだ。
 すると、優志は我に返ったのか、真っ青な顔が普通の顔色に戻った。



 





 「愛可のことは、好きじゃないの?」
 「…………」








 私は、一応優志にそうきいてみた。
 優志は少しためらうと、口を開いた。









 「好きだ」
 「じゃあなんでわかれたの!?」




 私は思わず、大声をだした。














 「脅されたんだ、よ」