コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re:     恋時計 *半実話* ( No.991 )
日時: 2011/05/15 17:43
名前:  苺羅、 ◆m.d8wDkh16 (ID: xe6C3PN0)
参照:   ▼  ドラえもんの「もしもボックス」が超ほしぃ!!





 第119話




 12月24日——
 今日は、クリスマスイブであり、2学期の終業式だった。
 放課後の部活も終わりにさしかかり、休憩をしていた。


 「にしても健先輩よかったね、早まってたら、うちないてたよ」


 絵磨が、頬杖をつきながら呟いた。
 龍夜や孝文やらも、うんうんとうなずく。



 「あれから、勉強頑張ってるみたいだしね」
 「あぁ〜っ受験かぁ〜……」




 辰雅が、そういって屈伸すると同時に、音楽室のドアがあいた。
 みんなは一斉にそっちに視線を向けた。
 ……げ!




 「はろぉ〜みなさぁ〜んっ」
 「メリークリスマスっ、イェイ」
 「…………」




 腕を組みながら浮かれる、愛可と優志の姿があった。
 うちらは、もちろん沈黙状態。てか引いてる。




 「俺たちこのたび、またまた付き合うことになりますた!」
 「24日が記念日だよぉ〜っ!」
 「ふーん」




 龍夜が真顔で返事するも、すぐに笑顔になった。
 



 「よかった、じゃん」
 「でしょぉ! 愛可と優志の愛は永遠だもんねぇ〜」
 「ねぇ〜っ!」



 2人はそういって、両手をつないで、腕をぶらぶらさせた。
 2人のラブラブっぷりと、うちらの温度差、半端ないですから!




 でも——……
 2人も、よりを戻せてよかったね、って口には出さないけどそうおもった。



 「じゃあ、俺等これからクリスマスラブラブデートだから」
 「じゃあねぇ〜っ、悲しき軽音楽部員さんっ」




 最後は意味不だったけど、そういって2人は消えた。
 ……なんなんだ、あれ。





 「う〜ん……あとダラダラしても暇だし、終わりにする?」
 「そうだな、終わろう」
 



 康義と辰雅が、席を立った。
 新部長、絵磨も「そうしよう」といって、部活は終わった。
 鍵をしめると、龍夜孝文辰雅康義は、元気よくはしりだした。




 「はぁ〜……絵磨、これからあそぼっか!」
 「うん、うちらのクリスマスだよ〜っ」




 絵磨はそういって、走り出した。
 だから、つられて私も走り出した。