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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: ◇◆人はそれを恋と呼ぶ◆◇ ※キャラ募集してみます! ( No.22 )
- 日時: 2010/11/09 14:06
- 名前: *ちぇっく* ◆rYQoPja4V2 (ID: CFE7lDA5)
第四話 −あなたは天使?それとも悪魔?−
「…っ!」
急に目が覚めた。
窓からは明るい光が差し込んでいる。
「そういえば…私…」
反射的に枕元の時計を見た。
—AM7時15分。
私たちの学校は、朝の8時までに登校となっている。
「とりあえず…今から準備すれば間に合うかな?」
私は適当に準備を済ませると、
いつものルートを使って学校へ向かった。
ちなみに、朝はいつも一人。
お姉ちゃんが朝早くからバイトに行っているから。
そんな生活を初めてもう丸1年たっている。
—だからもう慣れた。
寂しいと感じることも、はじめの頃よりはずっと
減ってきたと思う。
学校が見えてきたころ、三和公園の角を横切る
奏太の姿が見えた。
ちょっと茶色っぽい髪なのですぐわかる。
本人は地毛だって言ってるけど…。
「あ、奏太ー!!」
「お、愛紗か。はよー」
奏太が相変わらずのヘラヘラした顔で返した。
「奏太、あのさ、手紙の事昨日考えたんだけど…」
私は昨日考えていたことを全部話した。
話の間、奏太はずっと信じられないという顔をして聞いていた。
「…っていうことだと思うんだけど」
全て話し終えると、奏太は一つ肯いて、
「そっかあ…、サンキュ!愛紗!」
と言って、私の肩をポンとたたいた。
「えっ…」
《ドキン…》
急に鼓動が速くなった。
顔が火照ったように熱くなる。
自分で自分にビックリした。
へなへなとその場に座り込む。
「お、おい、愛紗!?」
これって…
これって…
私…
私、奏太に恋してんの…!?
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