コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: “飛野坂 湊のクラス事情”オリキャラ募集中。 ( No.18 )
日時: 2010/12/10 16:19
名前: 月芽麻 (ID: 7YMMeDcM)

第六話【平均点数って、何のためにあんの?】

前回、テストが返ってきた訳で…え?あぁ、成績はいつもどうりだったんだけど…えっ?何普通に驚いてんの読者さん!?僕はコレでも勉強は…って、そんな事を言いたいんじゃなくてもっと驚くべきことが前回あったでしょう?はぁ?って、首傾げないで下さいよ!!テストの点数ですよテストの——。

「心の声があまりにも鬱陶しかったから、英和辞典で叩いたら、主人公は倒れました」

そう言って、自分の席に座る森谷さん…。

「…ってて。何するんですか!?貴方はオ二ですか悪魔ですか!?」

「…人間に決ってるだろう?」

サラッと返しちゃう、森谷さん。若干黒い笑みが見えてますよ。

「そう言うんじゃなくて——」

「湊君どうだった?編入試験の結果」

僕と森谷さんの間に入って来たのは、フカヒレ君こと秀君であった。

「え?あぁ、一応良かったよ?…ねぇ、麻倉さんって頭いいの?」

僕は、三秒考えた後秀君に麻倉さんの頭の良さについて聞いてみた。

「…馬鹿だよ。致命的なほどに」

秀は、サラッと言い放った。

「…じゃぁ、何であんなに点数いいの!?あの、麻倉さん90点台取ってるんだよ!?」

「それは、ワークシートだからだよ」

ワークシート…答えの記号をペンで塗りつぶし機械が答え合わせしてくれるもの。

「…まさかの…運?」

「That's right.正解だ、脳内突っ込み」

隣の森谷さんが英和辞書を読みながら言う。てか、英和辞書って読むもんじゃないでしょ!?

「まぁ、森谷さんも言ってる通り麻倉さんは運だけで生きていけるんだよ…」

「秀君?如何して、そんな儚げなの?」

窓の遠くを見つめる秀に湊は声をかける。

「うんじゃぁ、今回のテストの平均点言うぞ!!」

「…この言葉が、僕の儚げに見える原因」

「へ?」

そう言って、秀は先生の方に目をやる。

「今回の平均は、フカヒレの点数だ」

…はい?まさかの、平均点ジャスト!?わぉ、僕そんな子と初めて会ったよ。

「…所で、平均っていくらなの?」

「脳内突っ込み。フカヒレのテストの点数がそうだと言ってるだろう?」

「…じゃぁ、秀君のテストを見ろって事?」

「まぁ、そうだ。脳内突っ込み」

「まぁ、これが僕の点数だよ。ハイ」

平均点BOY、秀は湊に成績の書かれたプリントを渡す。

「…あっ、平均」

「…That's right.」

課題テスト、平均点数。

——54点。51点。53点。52点。54点。