コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: “飛野坂 湊のクラス事情”オリキャラ募集中。 ( No.22 )
日時: 2010/12/21 16:11
名前: 月芽麻 (ID: 7YMMeDcM)

第八話【弁当ってたまに寄っててきんぴらがマヨの味になる】

やっと、二時限目を開始するチャイムが鳴り席に着く1−F。

「えっと、次の授業は…」

「…scienceだ」

とっさに、教科書を開いて僕に見せてくれる森谷さん。

何だかんだ言って、この人は結構優しい。

「…何だかんだとは失敬だな。物凄く優しいだろう?お金を取らないだけ」

「いやいや、普通の人は教科書見せるだけでお金取らないからね!?」

優しいだが、…お金にがめつい所が無ければの話だ。

「じゃぁ、授業始めるぞ」

其れなりのテンションで、理科の授業を担当している教諭が話を始める。

…こうして見ると、結構このクラス静かに勉強してるんだな…。

——ズルッ。

…ん?何だこの音?

——ズルズル。

…何か麺を食べてる時の、音に近いような…。

「っ!?」

僕はとんでもない物を目にしてしまった。

てか、何故ついさっきまで気づかなかった!?何で、何で…。

何で、授業中にラーメン食ってんの!?真人くぅぅん!?

そう、この如何にも麺類食ってるよっ、って感じの音を出していたのは他でもない真人君であった。

「も、森谷さん!?」

僕は、この驚がく的事実を森谷さんに教えるために森谷さんに声をかけた。

「…グゥゥ」

寝てるぅぅ!?今さっき授業始ったばっかじゃん!?何でもう寝てるの!?されど寝るなら終わる十分前に…いや、普通寝ちゃいけないけど!?

森谷さんに言うのは諦め、湊は秀君と麻倉さんの方に目をやる。

…わぉ、麻倉さんもガチ寝してるじゃん?秀君、教科書逆だよ?

——やばい、真人君のこと気にしてるのってまさか僕だけ!?

てか、先生気づけよっ!?堂々と目の前で食ってんじゃん!?目合ってんじゃん!?灯台もと暗して言っても限度があるだろ!?

——ズルルッ…パンッ。

「御馳走様でした」

しかも、何時の間にか食べ終わってるし!?

…まぁ、コレで音に気にせず勉強でき…。

——バッ。

二袋目来たァァ!!どんだけ食うんだよ!?早弁の領域こえてんだろっ!?え、何?何で先生コレでも気付かないの!?

「…いただきます」

誰か止めろよぉぉ!?てか、僕以外にも複数気が付いてんだろ!?…って、アレ?

「…先生。僕以外寝てる様なのは気のせいですか?」

「おや、まだ起きてたんですか?このクラスでは目ずらしいですね」

…母さん、このクラスは二時間目で普通にガチ寝が出来るクラスみたいです。

「じゃぁ、次の問題へ…」

「いやいやっ!?その前に、皆起こしましょうよ!?」