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Re: “飛野坂 湊のクラス事情”オリキャラ募集中。 ( No.35 )
日時: 2011/01/24 15:20
名前: 月芽麻 (ID: DSoXLpvQ)

第十三話【正月後の体育は体に響く】

はてさて、ボールを当てるだけだと言っても…誰に当てようか。

人間的に、女子に当てようと言う考えはあるが流石に、其れは僕の脳内的ルールが許すはずがない。

と、なるとやはり当てるのは男子…相手コートにすんなりボール当たってくれる人はいないかな…。

湊はそんな事を思いつつ、相手コートを見渡す。

…そう言えば、麻倉さんどこにいるんだ?

湊はふと、我がFクラスの馬鹿の代名詞を探す。

…僕のいるこのコートにいないって事は、敵ってことか…秀君可愛そうに…。

「湊君っ!!こっちにボール欲しいな」

そんな事を考えていると、乗りの軽い声が湊を呼び止めた。

「あっ、麻倉さん?今までどこに潜んでたんですか?」

僕は、体育の時間になってはじめて口を聞いた麻倉さんに問う。

「潜んでたって失礼だなぁ。コレでも、頑張って逃げまわってたんだよ?」

「逃げまわってたって…其処外野じゃないですか?…まさか、一番最初に当たっ——」

「ノンノン。今回は頑張ったって言ってるでしょ?奇跡的に、今回は二番目にあたりましたっ。イエイ」

「いやいや、五十歩百歩だよ麻倉さんっ!?」

「五十歩百歩…?何それ、美味しいの?」

「食べ物の名前じゃないからっ!?どっちも変らないっていう意味だよ!!」

「へぇ。そうなんだ、湊君はもの知り何だね。驚いちゃったよ」

「一般常識だっ!!」

くそっ、如何してこの人は一般常識まで知らないんだ?五十歩百歩なんてよく使う言葉だろ?

「飛野坂、いい加減突っ込んでいないでボールを投げたらどうだ?」

「あ、すみません。雪女さん、今投げますんでっ」

雪女の言葉に我に返った湊は投げる体制をとる。

——流君あたりでも…って、アレ?流君何処にもいない?

…よし、もう諦めよう。兎に角投げよう。コレ以上期待しないでドッチボールをやろう!!

「そう簡単にいくと思うなよ?脳内突っ込み」

森谷さんの黒い声が聞こえたような気がしたが、僕は僕なりのルールでドッチ——デスボールを楽しもうと心に決めた。

てか、いつまで続くのっ!?四時限目っ!?