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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: “飛野坂 湊のクラス事情” ( No.4 )
- 日時: 2010/11/13 18:13
- 名前: 月芽麻 (ID: H5up09UV)
第二話【あだ名って一度付けると案外変わりにくい】
皆さん、僕は現在進行形で教室へと向かっています。
そう、案内人である彼…えっと。
「所で、君誰?」
僕は、初回登場から名前があかされてない彼に名前を聞いた。
「え、まさかの今更ですか!?てか、何故前回聞いてくれなかったのですかァァ!」
「だって、聞く隙もとい君が遅刻した…」
「僕の名前は、深野芽 秀です。宜しくね」
うわっ!?この人前回の遅刻なかったことにしようとしてるよ。
「あ、うん。よろしく、深野芽君」
「あ、僕の事は秀って呼んで——」
「フカヒレ君!!何処ほっつき歩いてたの!?」
彼——秀君が握手を求めて来た時にその明るい声は聞こえた。
「あ…麻倉さん。ど、どうして此処に?」
麻倉と呼ばれたその女の子は、僕たちのもとに来ると人差し指を隣の秀君につき立てた。
「如何してじゃないよ。先生がまたフカヒレ君は迷子か…麻倉、探してっ来てくれって言ったから来たんだよ?」
「詳しい説明は有りがたいんだけど…僕の名前はフカヒレじゃないって言ってるでしょ?」
「わぁ、君が転校生?よろしくね。私は…って如何したの?フカヒレ君」
麻倉さんが言うフカヒレ君こと秀君…深野芽とフカヒレ響きだけ似てるけど…漢字違くね!?てか、凄い普通に秀君の声を無視したァァ!!
「ほら、早く行くんだろ!?」
「あー。フカヒレ君スネちゃったよぉ…。もぅ、ああなると手のつけようがないんだぁ」
いやいや、半分相当貴方のせいですよ!?麻倉さん!!…って、言いたかったけどあまりこの人の事知らないし突っ込まないでおこう!!
「って、ちょっと待ってくださいよ!!転校生の僕を置いて行くんですか!?」
未だに、二話も経ってるのに教室に着かない僕…。
コレって、何かの前触れですか?
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