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コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
- Re: お姫様は笑わない! ( No.53 )
- 日時: 2010/12/16 20:51
- 名前: 白銀の夜 ◆OnuzI5zYIA (ID: bQbYMR0G)
太陽が上る前に起きた。
リクシナは窓から外の様子を見る。
あたりは暗く、村もシィンとしている。
隣ではユウジが寝ていた。
アヤカの姿はない。
ギィー…と扉が静かに開く。
リクシナはナイフを片手にしたが、入ってきたのはアヤカだった。
ほっ……と小さく安堵。
敵だったら寝起きでうまく戦えなかったかもしれない。
「……起きるの早いのね」
「あなたが言えることじゃないと思いますが」
「そうね」
微かに笑う。
…美人は得だなぁ。
なにをしても似合う。
「何をしてたんですか」
「…外に出てたの。村人がいたら出れないから」
「なるほど。どうでした?」
「…ここ最近、村の子供が行方不明になっているらしいの」
「行方不明、ですか」
「一週間前くらいからね。昨日で七人。一日一人って感じで」
行方不明。
子供限定で夜の間にいなくなる。
まだ一人も見つかっていない。が犯人みたいな人を見た者は数人いるらしい。
「で、犯人の特徴が“白い少女”なのよ」
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