コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.10 )
日時: 2010/11/14 20:53
名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
参照: 軽い微熱 陽炎のように揺らめいて離れない

「・・・復讐した時点で、死人が蘇るわけでもない。だから復讐なんてしないよ」
「そうか・・・良かった」


残りの人生を私は、どうやって生きていけばいいんだろう。
てっちゃんがいない毎日。
私は耐えられるのだろうか。



「桂奈、起きなさい。遅刻するわよ」
「ん・・・」


大好きだった朝。
一日の始まりだから。

今日もまた、てっちゃんに会えるから———


「桂奈・・・元気出して」


お母さんが言った。

元気なんて出ないよ・・・


「朝御飯、食べないの?昨日の晩御飯もまともに食べてないじゃない」
「・・・行ってきます」