コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

Re: また、君の笑顔に逢えたら。 ( No.13 )
日時: 2010/11/16 17:54
名前: 梓 ◆NoUqztO4Oo (ID: dCkmB5Zo)
参照: ポルノグラフィティ年末コンサートのチケット当たった〜!!

いつもは軽いはずの制服が、今日は重い。
いつもは綺麗なはずの景色が、今日は暗い。


「桂奈!!」


花が私のところへ駆け寄って来た。


「花、おはよう」


私は急いで作り笑いをして言った。


「・・・おはよう」


花はそれに気づいたようで、少し黙り込んでしまった。

昔から、花には何でも分かってしまう。
花と居ると、すごく安心する。


「うふふふ・・・私ねぇ、大輔にお弁当作って来たのッ」
「へぇ。喜んでくれるといいね」
「うん!!」


花は、てっちゃんが死んでしまったことを私に忘れさせようとしてくれてるんだ。
いつものように、こうやって二人で何気ない会話を交わして。